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可愛い花には裏がある  作者: ライア
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さいかい?

いろいろ忙しくてぜんぜん投稿できなかった…


まぁ今回はぷろろーぐovaみたいなもんなんで。んじゃどうぞ~~

残りの春休みは氷与把たちと遊ぶこともなく、予定通りバイトと読書、睡眠、勉強で過ごした。

バイトのおかげで金があったのでとりあえずいろんな本を買いあさって読んでみた。すると、あら不思議!春休みがもうほとんどないではありませんか!!


そんなこんなで今日は愛理の入学式。来週の月曜からは新学期が始まるので今は俺はまだ春休みだ。現在入学式が無事に終わり、俺は一人。愛理はまだだし、両親はカメラなどを片づけて、終わるとすぐに仕事に向かった。お疲れ様です!!まぁそんな感じで暇なので、家に帰ってもいいのだが尿意をもよおしたので学校のトイレを借りた。


「おお、榊じゃないか。」

無事すませて帰ろうとしたしたとき聞き覚えのある女性の声がした。振り向くとそこには、スーツを着た去年の担任だったみなみ先生がいた。


「おはようございます先生、今日はスーツなんですね。」

普段はジャージでラフな格好をしてるのに珍しいな。

「一応今日はな…私としては落ち着かん。」

「まぁ…はっきり言って違和感しかありません。」

「だろうな。私もだ。」

俺は先生とよく喋る。この先生とは話しやすく、学校で彩音と氷与把の次ぐらいに話している気がする。


「それじゃぁ先生、そろそろ新入生達もでてくるころだと思いますのでこのへんで帰ります。」

「ああ、そうか。……あっそうだ!榊、ちょっと頼まれてくれないか?」

「はぁ…別にいいですけど……」

「すまんな、すこし手伝ってもらいたいことがある。これなんだが……」

先生の話しをまとめると一年の教室に書類を持っていかなければならないが先生はいまから行くところがある。だから俺に持って行って欲しいとのことだった。


「いいっすよ。別に急ぎませんので。」

「そうか。ありがとう。じゃあ職員室までついてきてもらえるか。」

「わかりました。」

そして先生について行き書類を受け取り、1年の教室に向かった。


       ―――――――――――――――



「ふぅ、これで終わりか。」

やっと1年の教室すべてに書類を運び終わった。この書類の量がとにかく多い。なんなのあれ…10キロぐらいあるんじゃないの?とにかくさっさと家帰ろ……。


すこしだるくなった腕をダラーっと下げながら1年の教室からでて、昇降口へ向かう。


「あのーすいません。」


今日はよく後ろから話しかけられるな。

本日二度目の後ろからの声に振り向くと、そこには……だれ?………なんかJKがいた。


「職員室ってどこにありま…す…か……」

どこかでみたような…そうでもないようなJKに話しかけられたと思ったら今度は呆けた顔になった。

くそっ、なんで呆けてても可愛いんだよ。


「あーー!!九重さんじゃないですか!」

「人違いです」

誰と間違えてんのこの子。

「人違いじゃないですよぉ~~。春休みに会いましたよね!ほらっナンパにからまれたときに。」

男子が喜びそう、しかも自分が一番可愛く見える角度からそう言ってきた。

…こいつデキる!?……まぁ冗談はなしにして。

春休み、ナンパ、JK……あーーいたわ。完全に忘れてた。俺、九重って名乗ってたわ。たしか夢野…だったな。


「同じ学校だったんですね♪」

「お、おぅ。そうだな。」

前も思ったけどこの子なんでこんなにぐいぐいくるの?最近のJKってみんなこうなの?


「九重さんはここでなにしてるんですか?」

「ちょっと先生に手伝い頼まれてな、…それより何か用があったんじゃないのか?」

「あっそーでした!あのぉ~職員室ってどこにあります?」

「それならまっすぐ行けばわかる。」

「そうですか。ありがとうございます!」

大丈夫かよ…この学校そんなにいりくんでねぇぞ…。


「じゃあな。」

「え?……あっはい。」

俺がすぐさま立ち去ろうとすると夢野が超意外そうな顔で見てきた。え?の声低すぎだろ…。

俺なんかおかしなこと言ったかな……。


「また学校内であったらよろしくお願いします、九重せんぱい♪」

「ああ、じゃあな。」

それと同時に俺は昇降口に、夢野は職員室へと向かった。



『九重せんぱい♪』

前回せんぱいと言われたときはすこし…ほんのすこしドキッっとしたが今回言われたときは全く何も思わなかった。そりゃそうだよな、俺『九重』じゃねぇもん!『榊』だから!

すこし罪悪感はあるが、夢野には勘違いしておいてもらおう。……もう会うこともなさそうだが。





       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


一方そのころ榊とさっきまで話していたJK――夢野華音は考えていた。


わたしは自分で言うのもなんだが可愛い。それをわかっているので自分の一番可愛く見える角度、自分がどうすれば相手(男)が喜ぶのか分かっているつもりだ。そのおかげでモテる。


なのに…九重せんぱい(ホントは榊)はほとんど反応がなかった。さいしょに会ったとき、なんとなく『せんぱい』と呼んだ時はすこしほっぺを赤くしていて可愛かったが、今回は全く反応がなかった……おもしろくない。

べつにぜんぜん好みのタイプでもないけどこれからもからみにいっちゃいますので覚悟しなさいよ♪せんぱい!



ちょっと短い…かな?

次回はまたひとりヒロイン候補出す予定…。



次回も結構間空いちゃうト思います。



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