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嘘吐き悲恋  作者: 吐夢
1/2

さよなら


君には好きな人がいる。


分っていたし、期待もしなかいつもりだったのに。


なんでこんなに苦しいんだろう。


__________




愛されていないのは分かっていた。

必要とされていないのは知っていた。


涙はもう枯れた。

代わりに出たのは奇妙な勇気だった。


橋の上に片足をかけ、息を吸う。

決して香しくは無い下水の香りを

肺いっぱい吸い込み嗤う。


俺にはお似合いのラストステージだ。


さあーーーいこうか。


つぶやくと、俺は橋から身を乗り出した。




嗤って死ぬつもりだったが急に気が沈んだ。

最期位叫んでも罰は降らないだろう。


「もし!!もしも生まれ変われたなら!!!

もう絶対あいつを放したりしない!!

二番におさまったりしない!!

自分のために生きてやる!!!!!」


誰も聞いてないであろう空に強く誓うと、

一思いに川へ身を投げた。

俺の意識と身体は暗い川の底へ消えた。







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