割れた世界
ぶっちゃけ文才のカケラもない中二病の学生が書いた駄文です。
自己満の為の小説のなので『読んでる方が恥ずかしい』と思う方はブラウザバック推奨(笑)。
にも関わらず読んでくださった慈悲深き方は是非感想とか書いていただけると幸いです。
とある世界に、3つの国が蔓延っていました。
ひとつは、『和』を重んじる大和の国。
ひとつは、『男性』の人権が存在しないシュテローゼ国。
ひとつは、荒廃した地に『絶望と希望』の矛盾が溢れるシリッジ帝国。
この3つの国の間には、とても重要な条約がありました。
第一条『大和、シュテローゼ、シリッジ、以上3つの国は非常時であろうと互いの国に干渉することは許されない』-三国法、第7頁より抜粋。
この法の下、事実上世界は3つに分かれてしまったのです。
互いに文化、法、人権…様々なもの(言語のみ三国統一で大和語)に違いが生まれ、互いに干渉することはありませんでしたが…
やがて少し時が流れ、荒廃した国、シリッジ帝国は大地の砂漠化現象により居住地が狭まってきてしまいました。
困ったシリッジ帝国はシュテローゼ国に領土の僅かを植民地にさせてほしいと頼みこむも…
それは条約に反する行為であり、そもそも条約以前に男性を徹底的に見下すシュテローゼ国がそんな頼みを聞く筈がありませんでした。(シリッジ帝国の国民の三分の二は男性と言われている)
困り果てたシリッジ帝国は大和の国へ要請します。
しかし案の定、条約により領土を分けて貰える事はありませんでしたが…
代わりに1人の年若い男性が大和の国からシリッジ帝国に送られてきました。
彼は多彩な手腕で不況の極みと言われていたシリッジ帝国の財政を一晩(比喩的に)で立て直しました。
彼の名は『桐谷 三嗣(きりや みつぐ』といいました。
最初は皆彼に警戒心を抱いていましたが、不本意ながらその手腕を認めていきました。
やがて彼は、シュテローゼ国との国境近くに小さな村を作りました。
そこはちょうど自然が溢れるシリッジ帝国でも珍しい地でした。
そして彼は自らもその村に留まることを選び、その村の村長となりました。
村の人口も栄え、やがて彼はシュテローゼ国から亡命してきた1人の女性と愛し合い、結婚しました。
しかし、その女性はシュテローゼ国でも相当身分の高い女性でありました。
それを快く思わないシュテローゼ国は女性を連れ戻すため、密かに村に刺客を送り込みました。
物語はそこから始まります。