弟と死神
朝起きるとベットの横に弟が立っていた。
「今日は何しに来た?」
俺は質問した。
「仕事だよ、兄さん」
弟は答えた。
そうすると弟は道具を広げた作業を始めた。
「そんなこと別のところでやってくれないか」
俺がそういうと、弟は笑いながら答えた。
「だって兄さんの部屋は仕事をするのにはちょうどいい居心地なんだよ」
俺はムカついた。
弟が使ってる道具から刃渡り30センチほどの包丁のようなものをつかみ取ると弟の背中に突き刺した。
しばらくして、俺は我に返った。
俺が気付くと起きてから6時間経っていた。
「お前が殺したのか?」
背後からささやくようなか細い声が聞こえてきた。
俺は無視した。
「俺は死神、今からこいつの魂をあの世に連れて行かなきゃならないんだ」
俺は黙って聞いていた。
「そこで閻魔様に死んだ理由を言わなければならない・・・」
「なぜおまえはこいつを殺した?」
俺は無視しようと思ったが、不意に言葉が出た。
「ムカついたからだ」
死神はにやりと笑うと、弟の魂を連れて去っていった。




