ラジオ体操もできなくなった
体調のいい状態がない。どっか具合悪い。
(ま、還暦なので、ガンでなくてもどっか具合悪いんだけど)
抗ガン剤治療開始後、どんな風に体調が悪いかを体験した順に列挙。
1.血管痛(オキサリプラチンの点滴による)
初回から酷かった。点滴中はそうでもなかったのだが、
歩き出した途端に激痛。一歩一歩で激痛。
2回目は点滴中も痛かった。
点滴後も数日間はすっごく痛くて普通に動けなかった。
2.常に気持ちが悪く、のどに何か詰まった感じがある
気持ち悪いはもともとあったが、のどに何か詰まった感じは経験がなかった。
寝る時、喉のうえに布団を置いて寝れない。
喉から風邪をひく感じがあるので、のどは温めたいのだけどそれができない。
味覚はまだ正常なので美味しく食べれるのだが、常に気持ちが悪いため
気持ちよく食べられなくなった(そこは気合でカバーして食べてる)
3.手足がしびれる
冷たいものに触れない。熱いものも同じ。
これはオキサリプラチンの点滴をやめてからもどんどん悪化して、
普段から手足にしびれがあり、ものに触るのも痛い。
スムーズなキーボード入力が出来なくなった。指先が痛いため手袋をして
痛みを軽減しているのだが、ブラインドタッチがうまくいかない。
手袋してるとホームポジションが取りづらい。
この副作用は後から出て数か月治らないこともあるという。
4.CVポートに痛みがある
1の痛みが我慢できないので、早々にCVポートという点滴のためのポートを
右の二の腕内側あたりに作った。これによって血管に直接点滴する必要が
なくなるため、血管痛からは解放された。が、術後1週間後に激痛。
これじゃ日常生活もままならない!話が違う!と怒り狂っていると、
1日で治った。その後も1度激痛がありやはりこれも1日だけ痛かった。
未だに鈍い痛みや日によっては強い痛みもある。
まだ手術した方の手を完全に上げることが出来ない。
手が上がらないので健康維持のため毎日行っていたラジオ体操ができない。
健康だった時は、
「ラジオ体操、楽勝。これがきつくなるってどういうこと?」
と思っていたが、こういうことか。
少しずつ良くはなっているのだが、無理に動かすのも怖い。
無理に動かして中で管が外れちゃったバス運転手さんもいたらしい。
(ハンドルを回す動作が原因で管が中で外れたらしい)
仕事柄マウスを使うが右手で操作するため、やはりちょっと痛みが走る。
5.オキサリプラチン点滴後、38度半ばの高熱が3日ほど続いた
6回目の点滴から高熱が3日続くようになった。
熱がでると、もう何もできない。うなって寝てるだけ。
医師に相談すると9回目からオキサリプラチンの点滴を
やめるように調整してくれた。
点滴はアバスチンとオキサリプラチンだったのだが、アバスチンのみに変更。
アバスチンは吐き気等副作用が少ないため体調への影響は大分軽くなるはず。
6.爪囲炎
朝起きると親指が痛くて足が着けない状態だった。
夜中ずっと痛み我慢していた。
すぐに皮膚科に行きテーピングをしてもらい、軟膏を処方してもらった。
これは点滴ではなく、ゼローダという飲み薬の副作用らしい。
現在吐き気は楽になったが、気持ち悪さは相変わらずずっと続いている。
点滴減らして楽になると思ったのに、オキサリプラチンの副作用が
後から出てくるとは、ぬか喜びだった。手足のしびれはひどく、感覚がない。
何をするにも手袋が必要だし、自分の手足じゃないみたい。
でも、もっと症状が進むと熱いものに触ってもわからなかったりするらしい。
加えて加齢による衰えで色々と大変だけど、出来ることも色々ある。
楽しみもあるよ。がんばって生きましょう!