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生きることは楽しむこと「1つ目の奇跡」

「私、もう。。。」

その先を何度飲み込んで来たことだろう。


今年10月末日に、突然家で吐血した。

ダンナの車で病院まで行くつもりが、救急車で搬送された。

病院に到着後すぐに200cc輸血し

その後HCUに移され、3日連続で胃カメラの検査を受けた。

さすがに吐血した当日の胃カメラでは、血が残っていて良く見えなかったらしい。

2日目は少し見やすくなっていて、食道静脈瘤が7,8できているとのことで

3日目には胃カメラを入れつつ、この静脈瘤を1つずつ縛っていく処置を行った。

その間食事が取れなかったので、重湯から初めて4,5日かけて標準食に

切り替わったところで退院した。


入院中最後の方は院内でちょっとステップを踏むぐらい体調は良かった。

良かったのに。。。


その後、徐々に体力が落ちていき3階までの上り降りが

ダンナの補助なしでは出来ない状態になっていく。

食べることも前のようには出来ない。量が激減していく。

そんな状態なので体力も戻って来ない。

それでも少しずつリハビリして頑張るつもりだったが

その体力の減退も病魔のせいだと知らされた。


12月25日

 最後となるかもしれない定期診断日。

 少し体調が良かったため、予定している抗がん剤治療の可能性も考え

 いつもの準備もしていったが、結果は


担当医師 「肝臓の解毒する力が戻って来ないので、抗がん剤治療はできません

      あとは、緩和治療に移行します」

私    「そうですか。。。」

担当医師 「今、担当の看護師を呼びますね」

私    「はい」

ダンナ  「あの、余命は。。。」

担当医師 「はっきりとはわかりません。しばらく外でお待ちください」


 私だけ、外に出た。後でダンナから聞いたところ、担当医師は余命について

 「週単位」という言葉で表現したらしい。2,3ヶ月の猶予がある場合は

 「月単位」と表すらしいので、私の場合はあと1週間かも知れないし

 数週間持つかもしれないぐらいの見立てということになった。


 その時点ですでに3Fから降りているのでそのまま帰るのは惜しくなって

 どうしても富士山へ行きたくなった。

 数週間前からダンナにせがんではいた事だった。


 数週間の余命と聞かされてしまうと、焦りというか切迫感に迫られてしまって

 一日中雨で夕方からは本降りの予報だったのだが、無理に強行した。


私   「山中湖の周りイルミネーションが見れるよね」

ダンナ 「イルミネーションはどうかなぁ。。。」

私   「絶対なんかあるよ!クリスマスだもん」

 

 到着までの道すがら様々な介護関係者からダンナに電話があって

 私も家に戻った方がいいかと思いダンナに確認したところ

 「大丈夫」と言ってくれた。

 

 山中湖周辺に着くとペンションもレストランも閉まっていたため

 ほぼ真っ暗な状態(笑)

 (ダンナは富士山周辺の事にとても詳しい)予言的中!


 そんな状態でも私にとってはとても楽しいドライブだった。

 曇天の空にさえ自然の作り出す風景があり、ほんの少しだが気分も高揚した。


 朝から私もダンナも全く何も食べていなかったので

 16時頃道の駅に寄って軽食をとり帰路についた。


 自宅付近では土砂降りの雨。

 ダンナに補助されながらなんとか3Fまで上がった(笑)


 帰ると宅配便の不在通知が入っていて


ダンナ 「ふるさと納税返礼品の、栗のパウンドケーキがもう届いてるぞ!」

私   「うそぉ!!!」


 実はこのケーキ、メチャクチャ楽しみにしていて

(これを食べるまでは死ねない)とまで思っていた。


 ところがダンナに確認すると発送予定が最短で1月中旬以降だと言われ

 なんとしてもそれまでは(食い気延命療法?)と思っていたのだ。


 これが「1つ目の奇跡」(笑)

  

24日ギリギリまで仕事に没頭できた。


体調が悪化してから、とても忙しくなったが

作業内容が興味あるものだったので夢中になっていた。


それは「リフレクション」(反射)というテクニック。

JAVAにおいては

クラス名やメソッド名を指定して「クラスを動的に実行する」機能となっている。


このリフレクションを知ったのは10年以上も前の事。

Rubyで知ったのだが、Rubyの場合はもっと凄まじく、

云わばRubyの言語仕様も変更できる機能だった。


最後に、リフレクションを使ってコードが書けるとは!

今回の場合、100こほどのテーブルに対して同じ処理を2系統

書く必要があった。クラス名や変数名に少し差異が出るだけだったので

Pythonで物理的に200こ書き出す

自動生成という名の力業をやろうと思ったところ

「もっといい方法がありますよ」とお世話になっている

エンジニアさんから助言を頂いた。


「リフレクションを使えば、200こが2こになります」


か、かっこいい!是非やりたい!

とはいっても、ほとんどCopilotにやらせたのだが

そこにも「わびさび」があり、孤軍奮闘の日々。

遠回りもしたが、何とか期限内に完成した。

バグは残っているだろうが、プロトタイプにはなったはず。


仕事もとっても楽しかった!

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