シャレードがいっぱい
こちらは言わずと知れた東野圭吾氏の短編小説。
ドラマ化されたものを見た後で、単行本も買って読んだ。
一番気になったのは「シャレード」という単語の意味。
もちろん、オードリーヘップバーンの映画のタイトルであることも知ってはいたが
言葉の意味が知りたくなった。
GoogleのAIの回答は以下の通り。
映画「シャレード」は、1963年公開のアメリカ映画で
オードリー・ヘプバーンとケイリー・グラントが主演を務める
サスペンス・コメディです。この映画のタイトル「シャレード」は
フランス語で「言葉当てゲーム」や「ジェスチャーゲーム」を意味し
劇中での登場人物の行動や謎解き要素を暗示しています
また映画業界では、映像で暗示的に意味を伝える手法を
「シャレード」と呼ぶこともあります。
そんな意味だったのね。映画「シャレード」もサブスクで即鑑賞。
(この映画についての感想は最後にお届けします)
最近、映画「白と黒」と「鑑定士と顔のない依頼人」を観た。
「白と黒」の方は法廷もので、どんでん返しが面白かった。
カメラの演出もイケていて、白黒映画ならではの効果だった。
「鑑定士と顔のない依頼人」の方は面白すぎる内容。
これまたYouTube経由でいつもお世話になっているチャンネルの主の
一押しどんでん返しモノ。
しかもただのどんでん返しだけではなく
作品全体に散りばめられた視聴者への挑戦メッセージが
ひっそりと、それでも内容が進むごとに
徐々に明らかになっていく脚本が見事だった。
挑戦メッセージもB級ドラマのような「ことさら」感は一切なく
作品を見ていく中で自然に印象に残る数々のシーン。
ミステリーが好きな人なら
それが何かの暗喩的なメッセージに取れなくもない絶妙な作り。
内容が進むにつれ色々と推理を巡らすのだが
それも自然な流れに沿って作者に操られているような感覚さえ覚える。
想像通り、冒頭で語られる「贋作」を作る側の画家の
意思表示がテーマになっていた。
伏線を回収するなどというレベルではなく
映像で謎解きを仕掛ける見事な作品だった。
「白と黒」「鑑定士と顔のない依頼人」共に、どんでん返しが面白いので
多くは語れないが、「シャレード」好きの方にはお勧めできる映画だと思う。
さて冒頭でほのめかした、映画「シャレード」を見ての感想だが
感想というよりは疑問といった方がいいかもしれない。
それはラストシーンに関わることで
ダンナとも意見が分かれてしまい、ネットの情報でも
もっぱらダンナと同じ意見しか見られない。
でも、ラストシーンに対する私の解釈はそれらとは異なっている。
何がどう異なっているかは、ネタバレになるのでここではお伝えできないが
大多数の意見とは真逆の捉え方をしている。
私の中ではその方がしっくりくるし、作者の意図もそこにあると思っている。
ぼやかした説明なので要領を得ないこと、はなはだしいが
どうしても気になる「シャレード」マニアは
映画「シャレード」を見て、ラストシーンの解釈をしてみて頂きたい。
それがネット上の意見と一致していれば大多数の観方だし
それと異なれば、おそらく私の捉え方と同じだと思う。
(恐ろしく悶々とさせる言い回しだが、ネタバレは嫌なのでご勘弁を)
さて本編と無関係のネタで恐縮だが
イチロー氏のMLB殿堂入りのスピーチで号泣してしまった。
以前タモリが「お笑いがあるならお泣きもあっていい」って言ってたが
とても気持ちいい「お泣き」だった。
「お泣き」ポイントのMAXは野茂英雄氏に言及した箇所。
還暦ばばあにとってやはりMLBのパイオニアは野茂氏。
初登板のとき、手に汗握ってリアルタイムに観たもんなぁ。
でも野茂氏もイチロー氏もそして大谷翔平選手に至るまで
日本でのプレイは一切観たことがなかった。
それだけに、MLBで活躍する姿はとても新鮮で興奮して観ていた。
(もちろん、松井氏の活躍も観ましたよー。
ただ彼の場合は、日本でのプレイもいっぱい観てました)




