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GW遠出旅行 3泊目 出雲から夕日ヶ浦へ

朝6時ぐらいに起きて出雲大社へお参り。


ちょうど朝日が登ってる所でとても神々しかった。

今日は、夕べダンナが調べてくれたパワースポット「命主社」へ向かう。

本殿の右側の道を抜けて歩いて行く。


しばらく進むと目的地「命主社」到着。

命主社の前には椋木の大木があり、中々の迫力だった。

昨日宿へ帰ったのとは違う道なのでとても楽しい。


少し進むと「真名井の清水」を発見。

これ、どこかのSAとかで売っているのを見た気がする。

清水の右側にアヤメが咲いていて紫の花が心を落ち着かせる。


またしばらく進むと、民家の庭先に「山つつじ」らしき木を発見!

この「山つつじ」、10年ほど前に自生しているのを見かけてからの大ファン。

その時は、山の斜面に燃えるように咲き誇っていて心を奪われた。


イギリスのローズガーデンなど、人の手によって整備された花々も見事だが

私は野山、川のほとり、海の近くなどに自生する花々に魅力を感じる。

自由な美しさというか、のびのびと咲き誇る姿や強さに感動する。


その後は宿に戻るのだが、目の前に広がる田園風景に

単純な私はすぐ平安時代にトリップする事が出来る。

昔からそうだが、想像を実際の景色に掛け合わせるのが得意だ。

簡単な例では、幼少時にゴジラの映画を見た後に学校からの帰り道

自宅のそばに実物大のゴジラを立たせることが出来る。

大人になっても映画のトランスフォーマーを見た帰りの車中

道路の向こう側にオプティマス・プライムやバンブルビーが立っている。


平安時代にトリップするトリガーは

百人一首の天智天皇の和歌

「秋の田の かりほの庵の苫をあらみ わが衣手は露にぬれつつ」だった。

「ああ。こんな風景に近かっただろうか」と思った瞬間、トリップしていた。


宿に帰るまでの道のりがとても素敵で

山と朝日に向かって進むので神々しくもあり

山つつじ、アヤメ以外にもいろんなお家が庭に色とりどりのお花を咲かせていて

空気もとっても美味しく都会では味わえない極上の時間を過ごした。 


宿に到着して美味しい朝食を頂く。


朝食

 座付  季節の果物ジュース

 箱膳  ちりめん山椒 五目ひじき

     赤天(山陰 練り物に最後パン粉をまぶしてあげる)

     だし巻き玉子 染め卸し(大根おろしに醤油を混ぜたもの)

     胡瓜と若芽の胡麻和え

     河豚塩辛

      これ!土産物屋で見て買わなかったのだが、美味しかった。

 小鉢  法蓮草と茸のお浸し

 焼物  鯵一夜干し

     鮭塩焼き

      島根名物とサーブの人が言っていたと思うが

      なんかすっごい美味しかった。

      ふっくらと焼き上がっていて何か、ひと手間掛けていそう。

     野焼き

      なんのこと?とお品書きを見てググってみたところ以下の通り。


       日本海で5月から9月にかけて豊富にとれるトビウオのすり身を

       炭火で焼きあげたものが「あごのやき」。

       暖かい季節に火の側でする作業なので屋外で行うことが多く

       それが「野焼き」の名の由来と言う。


 煮物  烏賊飛龍頭

      これもいい味出してたなぁ。

      朝食の量が多いので半分しか食べられなかったのが残念。

 台の物 鶏つみれの豆乳鍋(インカのめざめ 水菜)

      これがまた夕べの小柱と粟麩の胡麻グラタン同様にいいお出汁

 サラダ 生ハムとリーフのサラダ ミニトマト 新玉葱 こごみ

 飯物  茶粥

 香物  田舎漬け3種

 汁物  大和蜆味噌汁 葱

 甘味  ドライフルーツヨーグルト わらび餅 きな粉



出雲を後にして松江城に向かう。

我々夫婦は数十年ほど前に「国宝5城廻り」を達成している。

その達成後、松江城が新たに国宝となり「いつかは必ず行きたいものだ」と

ひそかに願っていたが、それが今回叶うこととなった。

でも!もう若くない上に弱った身体の私には

天守閣のそばに行くまでの階段すら険しかったので、当然お城の中はパス。

5城巡りの時は全部天守閣の中を最上部まで行ったけど、とても無理。


松江城を後にして ホテルに向かう。

途中「出雲郷 東」っていう地名が出てきて全く読めなかった。

これもぐぐったので以下参照。


 「出雲郷」は「あだかや」または「あだかえ」と読みます。

 特に島根県東出雲町では「あだかえ」が使われています。

 この地名は、地域の主祭神である「阿太加夜神社」に由来するとされています。


本日の宿泊先の夕日ヶ浦のホテルまでの道すがら

国道9号線の海岸線沿いに風力発電の風車が10機は並んでいて

それを真下から仰ぐ形となり、見た事のない光景に興奮した。


大きな風車がゆっくりと周りの風景をも取り込むかのように回っているので

不規則な回転に吸い込まれるような不思議な感覚になったとダンナは言っている。

でも後で調べると風車の回転速度は時速160~300kmとのこと。

それが近づくにつれ「グアングアン」と生き物のように動いているように見える。


しかも終わりの辺りには工事中のジャンクションのようなものがあったようだ。

ここは隠れた観光スポットといっても過言ではない。

海、風車、並走する道路。それが結構続くのだ。

不気味ささえある、面白い光景だった。


その後「道の駅 琴浦」でバームクーヘンと

朝、旅館の部屋で入れた豆から挽いたコーヒーをペットボトルに移しておいたものに

大山牛乳を混ぜてカフェラテにして飲んだ。

めっちゃ美味しい!(ダンナが「すぐ蓋を閉めな」って言ってたのが功を奏した)


さてそうこうしているうちに今夜のホテルに到着。

部屋に入るといきなり広いお部屋から全面に広がる海が見える。

そしてそこに夕日が沈むというロケーションで

内風呂も温泉になっていてなんて贅沢なことか!


日頃朝日だの夕日など見たがる私のためにダンナが用意してくれた

最高のホテルだ。

しかもまだ改装したてらしく、新しい美部屋だ。


食事は普通のホテルの夕食。でも色々と揃っているので楽しみながら頂いた。


夕飯

 前菜

  鮮魚お造り 烏賊 ボタン海老 ハマチ

 和牛ステーキ

 鰹のカルパッチョ

 紅ガニ茶碗蒸し

 甘鯛唐揚げとキスの天婦羅

 鯛めし(固形燃料じゃ、うまく炊けなくて残念とダンナが言ってた)

 蛤と湯葉のお吸い物

 漬物

 デザート

  いちごゼリーとムース


さて、後は帰るのみのはずだが実は!

もう一泊して「食道楽旅行」を敢行してしまった。

それはこの後のエピソードで。

この旅行レポートはYouTubeでもお伝えしています。

ご興味がおありの方は、作者プロフィールにサイトへのリンクがありますので

同名のタイトル動画をご覧いただけます。

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