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GW遠出旅行 2泊目 出雲

今回の旅の目的地「出雲大社」へ向かう。


昔から大しめ縄に興味があり、「ブラタモリ」の影響で伊勢神宮へ行って以来

いつかは「出雲大社」も、と思っていた。

病気になって先が見えてきた今、絶対「出雲大社」へ、と思いは成長していた。


中国自動車道の社PAでトイレ休憩。朝飯としてバームクーヘンを2つ。 

葛西SAでは「世界一忙しい醤油ラーメン」なるものを昼食として半分頂く。

中国横断自動車道岡山米子線(米子自動車道)で松江を目指す。

蒜山高原SAでは、ノリでいっぱいお土産を購入した。

ついでにあまり美味しくないたこ焼き3個と

揚げたてのイカのさつま揚げ一口と蒜山コーヒー牛乳を頂く。


購入したお土産は、

  骨付鳥さぬきのめざめカレー

   美味しかった。

   さぬきのめざめとは香川県産のアスパラのことですりおろして入っている。

   骨付鳥は香川の名物で以前四国うどん巡りをした時に食べた。

   カレーに入っているのは初めて食べたが適度な辛さでおすすめのカレー。

  ミルクカスタードサブレ

   想像通りの味で安心して食べられる。

  カマンベールチーズケーキ

   これが意外。チーズケーキなんだけどちょっと白あんっぽいのも入っていて

   ブルボンのルマンドのような形をしていて銀紙にくるまれている。

   冷やして食べると尚美味し。チーズケーキ嫌いの私だがお勧めできる(笑)。

  ひろしま牡蠣レモン

  縁結び小島塩ラーメン

  ほらんぼの黒胡椒

   こちら3種はまだこれから食べる。食べたらあとがきに感想追記予定。


14時14分 出雲到着。

今夜の宿の駐車場に車を止めて歩いて出雲大社を目指す。

夕食までゆっくりと下見をして、明日早朝お参りをする。


まずはローソン出雲大社店の駐車場の横の広場で

「未来を拓く」という国引き神話のレリーフを見た。

病気になってからダンナに「死ぬまでに出雲大社に行きたい!」と

駄々をこねたときYouTubeの出雲大社の紹介動画を見せてもらった。

その時にこのレリーフが印象に残っていたので、実物を見て

「ああ、出雲大社に来たんだ」という実感が沸いた。


勢溜せいだまりの大鳥居を抜けてまずは御神像へ。

境内の入り口手前右手には出雲大社の主祭神

大国主大神の「ムスビの御神像」がある。

こちらも先ほどの紹介動画で印象に残ったものだったので

実物を感慨深くじっくりと拝見した。


今日は下見でお参りはしないため、手水舎は横を素通りして拝殿へ。

この拝殿は1963年に新築されたらしい(ダンナと同い年)


八足門から御本殿を垣間見て、いよいよ御本殿(国宝)のある方へ。

(正月五カ日は八足門が開放されて楼門前まで入る事が出来るとの事)

御本殿のある塀の周りを一巡りして外から拝見した後

今回の大目的である大しめ縄のある神楽殿へ。

拝殿にも大しめ縄があるのだが、神楽殿のものはさらに大きく立派なものだ。

色々な角度からゆっくり拝見した。


旅館に着くと早速中を巡回。いい。とてもいい。

昨夜の神戸と対照的に純和風の室内で落ち着いている。

お風呂も温泉でゆっくりできそう。

湯あたり防止のための空間も純和風のお庭を楽しめるようになっていて

室内からもそのお庭を見ることが出来るようになっている。


なんといっても驚いたのは、コーヒーのサービスが豆で提供されている。

手回しのミルなんで何十年ぶりに触った。

ゆっくりと手でドリップして飲むようになっている。

明朝ダンナにお願いしよう。

(この手の作業、私よりはるかに繊細で正確なダンナに任せるのが定石)


そしてそれ以上に予想外だったのが、夕食だった。

酷い偏見だが、私は旅館等の食事を軽んじていて

旅行に出るときは宿泊は素泊まりで、外出してその土地の名産を食べるように

私的旅行コーディネーターでもあるダンナに常にそうお願いしていた。

でも最近はちょっとその「ずく」(母の出身地である長野の方言。

バイタリティーのこと)が出ないため、旅館で食事を取るようになっていた。

やはり想定通り「ん、こんな感じよね」と納得して食べていた。


でも!今回は違う!一流料亭と遜色ないものだった。

個人的には若い時から食道楽で、食事にこだわってきた分

有名店で高い金を払ってさして美味くないものも何度か食べてきている。

もちろん、そういった失敗の中で「これだ!」というものを見つけて

その店に何度も通ったりもしている。


そんな中でも、京都の食事はやはり群を抜く美味しいものが多い。

京都では通えないので一度限りの出会いが多いが

その分記憶に深く刻まれている。


ここは島根県なのだが、京都を彷彿とさせる味の細やかさがあった。

それでいて「京風」というわけでもない。

繊細さが京都レベルとでも言うべきか。


旅館「佳雲」の夕ご飯


土器盛り

 ぜんまい信田巻

 空豆蜜煮

  空豆嫌いなんですけど、嫌いなえぐみが抜けていてGOOD

 兜南京

 稚鮎木の芽みそ田楽

  鮎好物。今まで食べた稚鮎の中でNo.1

 みたらし蓮根餅

 新生姜

 小芋オランダ煮

 つの字海老 胡麻ソース

 鰈龍皮巻

  お寿司っぽく酢が利かせてあって好みの味

 蓮芋

 茗荷


凌ぎ

 桜海老の切り飯 有馬山椒

  桜海老が生きてたなぁ。まずそこらで食べられない味


先椀

 蛤土瓶蒸し

  若芽つみれ

  筍

  占地

  三つ葉

 美味い!美味すぎる。薄口のお出しが蛤の風味をを消さない


お造り

 蛸

  辛子味噌をつけて食べた。ホントは辛子味噌嫌いなんだけどいい味加減だった

 鯛松皮

 烏賊

 鮪

  立方体!ねかせ抜群!

 鰈昆布〆

  鰈、旬なのね。ダンナがおぼろ昆布でしめてるとこがいいと言っていた

 平貝焼きしも

  焼きがまたいいのよね。貝自体の味もよし

 山葵 酢味噌 醤油 あしらい


台の物

 のど黒と穴子のしゃぶしゃぶ

  岡ひじき 榎木 笹葱 舞茸 水菜 豆腐 葛切り 巻き湯葉 レタス

  薬味 ポン酢


  これこれこれ!もう、忘れられない味

  最初「穴子のしゃぶしゃぶって聞いたことない」と思ったけど、

  のど黒とのコントラストが抜群。生の穴子のコリコリした触感と深い味が

  柔らかめののど黒の濃厚な脂の味を際立たせる

  巻き湯葉も本格的。よくある紙みたいのとは別物

  マロニーちゃんかと思っ透明の麺を濃いポン酢に浸してしまった

  この麺状のものは葛切りだったので

  本当はちょこっとポン酢につけて食べたかった


心ばかり

 こちらは6種類のメニューから2つ選ぶことが出来た。


 私とダンナが選んだのが

  小柱と粟麩の胡麻グラタン

   2人とも、胡麻グラタン部分の深い味に満足

   やはり主張しすぎない出汁とごまと

   豆乳だと思ってた粟麩の味わいが複雑で秀逸

   鰹だしを否定するわけではないけど、煌びやかな吸い物に

   金粉が乗っているのを見てがっかりしたことがある。

   味はおいしいけど、主張が強すぎで

   椀のなかで具材と喧嘩している感じだった

   それとは別物のこれはあご出汁だろうか、

   終始縁の下の力持ち的な存在で調和を得意としているお出汁に惚れた

   でも使うのは難しそう

   多分素人にはこんないい感じには使えない気がする


 ダンナの2種類目の選択

  蛍烏賊ぬた和え 分葱 若芽ゼリー


 私の2種類目の選択

  百合根あられ饅頭 青さ海苔餡 辛子

   百合根が好きなので頼んだのだがこのあられの香ばしい触感がよかった

   青さも強すぎず、少量の辛子がぴりっとして風味豊かな餡になっていた


食事

 私の選択

  小鯛としらすのちらし寿司 赤出汁

   赤出汁目当てで頼んだのだがこれまたお出しが控えめな分

   赤出汁としては薄口なんだけど味わいが深い


 ダンナの選択

  合鴨せいろ蕎麦


水物

 枇杷コンポート

 春苺 

 白うさぎ饅頭

 出雲神在プリン

  固めのグレーのプリン。ごまかな?

  甘さをつけてない小豆が数個のっていて、謎の蜜がかかっていた

  黒蜜ではなく透明で、ちょっと酸味?スパイシー?な味がした気がする

  出雲はぜんざい発祥の地らしく

  ぜんざいにインスパイアされたデザートということだった

 

出雲初日は素晴らしい1日だった。

この旅行レポートはYouTubeでもお伝えしています。

ご興味がおありの方は、作者プロフィールにサイトへのリンクがありますので

同名のタイトル動画をご覧いただけます。


神楽殿の大しめ縄の真下で手を広げて動画をとったのですが

同じように手を広げて動画を撮っている女性が後ろにいて

なんか嬉しかったです(アホか)

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