人生最後の遠出旅行
明日からちょっと遠出の旅行に出る。
おとといアイリス療法の4回目となる抗がん剤の点滴を打った。
問診時、担当医師に「これが最後の遠出旅行」とジョークで言ったら
「そんなこと言わないで」と慰められてしまった。
ダンナからも「答えに困るよね」と言われた。
ジョークでもあるが本気でもある覚悟の旅行には違いない。
ゼロックス療法という抗がん剤治療を13回受けた後このアイリス療法入った。
今回が4回目となるが、これまでと違い30分ほど長く点滴を打った。
そのせいか、点滴中に酷い吐き気に襲われ一度トイレを使用した。
戻すようなことはなかったのだが、吐き気との闘いは丸1日以上続いた。
今日は3日目で、こうして作文できる状態にまで体調は回復している。
点滴初日とにかく困ったのが、両足が同時に痙攣し出してつりかかったことだ。
これは今までの16回の抗がん剤治療で一度もなったことがない。
何せ、激しく気持ち悪いためすぐにでもベッドに横たわりたいのだが
横たわると両足が痙攣し始めるため、寝ることが出来ない。
仕事がらしょっちゅうあちこちがつりまくるダンナから
「立って足に負荷をかけるようにしてた方がいい」とのアドバイス。
私 「どのくらい立ってるの?」
ダンナ 「足が痙攣しなくなるまで。10分ぐらいかな」
私 「じゅ、10分も!」
ダンナ 「それとこんな感じでちょっと前かがみになると足に負荷かかるよ」
む、無理っス。前かがみきついっす。気持ち悪くてダメっす。
結果、家中歩き回った。そうするうちふと、ある症状が思い出された。
私 「ねぇ、これってまさか脱水症状?」
ダンナ 「あ!そうかもしれない」
点滴を打つ時は水分をいっぱい取らなければならないらしい。
次の治療の時に担当医に確認するが、
点滴中も少しずつ水を飲んだ方がいいのかもしれない。
現在は通常程度の気持ち悪さに戻っている。
明日遠出旅行敢行!
どうなることやら。お楽しみはこれからよ。




