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タスマニアデビルとアナウサギ

NHKの「地球ドラマチック」という番組が好きで毎週録画して観ている。

(毎週録画ってもはや死語?)


最近観たものでは、タスマニアデビルに関する

「伝染するガン」というネタがショックだった。


「で、伝染するガン?」怖い。怖すぎる。恐ろしすぎる。


でも、隔週で抗がん剤を打ち続け

痩せないように無理やり食って日々頑張っている身にとっては

有り余るインパクトだった。


すぐに子宮頸がんが思い出され、ちょっとググってみたところ、

こちらはウィルスによってガンが誘発されるという説明だったので

「伝染するガン」とは違うようだ。


この「伝染するガン」は、

動物ではタスマニアデビルと犬のみで確認されているらしい。

さらに犬の方は有効な化学療法があるが、

タスマニアデビルの方は悪性度が高く絶滅する可能性もあるという話だ。


同番組でコロナのパンデミックの時に


「1950年ごろにオーストラリアでは増えすぎたアナウサギに

 ミクソーマウイルスを用いて駆除し、致死率99%の結果を得たが

 数年後にはミクソーマウイルスが変化して弱毒化し、

 またアナウサギもミクソーマウイルスに対する耐性を獲得するようになった」


という内容を観た記憶がある。


わずか数年で耐性を獲得したアナウサギの生命力に驚いたが、

タスマニアデビルも30数年で抵抗性を持つようになってきているという。


それらは「自然に」起こった変化であるということから

ウィルスやガン性の腫瘍とも共存しうる自然の力に圧倒される。


もしかすると人間は、身勝手な理由で地球を壊しまくった代償として

この「自然の力」を奪われているのかもしれない。


パンデミック時のロックダウンの結果、

地球が美しい姿を取り戻した映像は誰もが確認していると思うが、


「身勝手な人間は自然に淘汰されるべき存在かもしれない」


と感じたのは私だけだろうか。


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