え?ガンなの?
ガンと分かってから6ヶ月ほど経つ。
年に1度の健康診断で再検査の必要アリとの結果が出ていた。
医者嫌いなのでいつものように無視していたら、
派遣会社から脅しとも取れる内容の封書が届いた。
(行かないと、派遣先に報告しますよ。的な)
その内容から「絶対再検査に行かなければならない」とダンナからもpushされた。
しぶしぶ大腸内視鏡検査をしたところ、その日のうちにガンと判明。
(年齢的にポリープぐらいは出来ているとは聞いていたので、まさかの展開)
すぐに映像にて私のガンが確認出来た。
(いやいや、なかなか、えぐい映像でしたぞ)
医師 「これはもう、ガンと言える」
私 「あ、こりゃ初期のガンじゃねーぞ」
(内心そう思ったけど、声に出してはいない)
最近はガンでもすぐ教えてくれるのね。
30年以上前親友が肺がんで亡くなっているのだが、
その時は昭和の名作ドラマさながらの展開で、本人に告知などしなかった。
彼女とは同郷で同じ時期に上京し、その後も密に連絡を取りあって
いたため、ご家族の方が東京に来るまでの数日の間、
入院時から私が病院に付き添っていた。
看護師 「ご家族の方ですか?」
私 「いいえ」
当然私には病院からの説明は一切なかった。
本人への告知もないまま入院後数週間で逝ってしまった。
この親友の死に関連して不思議な脳の働きを体験したので
次回お伝えしたい思う。
私の方はというと、その後大きな病院にて大腸以外の検査を
立て続けに受けた。初めての問診にて検査結果の説明をされた。
医師 「悪いです」
私 「手術とかすれば良くなるのでしょうか?」
医師 「この場合、手術で治すことはしません。
このように肝臓にも転移しています」
CTの画像でかなり多くのガンが肝臓全体に広がっているのが
分かった。その後、医師からこれからの抗がん剤治療の説明を受け、
帰宅後はダンナがnetで調べてくれたりして
自分が置かれた状況を大体だが、把握できた。
ステージ4のガンでかなり状態は悪い。
抗がん剤でガンを抑えて延命を目的とした治療を行っていく。
そうか、そういうことね、と理解して
生きるために努力しながら毎日を過ごして今がある。
(後から聞いたことだが、延命治療の中央値は大体2年半ぐらいだが、
医師からダンナには「それより短いかもしれない」との話もあったらしい)
そして抗がん剤治療を始めてから5ヶ月ほど経つが、何故か充実している。
仕事をして、食べて、出して、体操して、ダンナと遊んで、寝る。
そんな毎日が充実してるって強がりにしか聞こえないかな?
でも、ただただ生きているだけなのにいい感じの毎日。
そういえば、2,3年前から死について時々考えたりもしていた。
老化に伴い、体力も落ち、頭も回らなくなる。
いつ死んでもおかしくない年頃だし、いつ頃、どんな風に
死ぬのかなって考えることがあった。そんなただ漠然と過ごす毎日より
抗がん剤を打ちつつ、必死に食べ、意欲的に仕事をし、
楽しくダンナと生活を送っている毎日の方が目的意識が高いから
いい感じに思えるのだろうか?
今は抗がん剤の副作用に悩まされてはいるが
ガンの病状で深刻なものはまだ出ていない。
この今の状態がいつまで続くか分からないから
やれることはやろうと思っている。
やりたいことも、出来る限りやってみよう。ガンと一緒に。