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ただのエッセイです?  作者: 夢宇希宇
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花粉vs私

 私は花粉症である。正確には、ある種の花粉に対し、アレルギー反応がある。

 今年も…今シーズンも奴がやって来る。スギ花粉が宙を舞ってやって来る。これに私は、恐怖しかない。戦々恐々としている。

 ああ、恐ろしい。何と恐ろしいことか。日本では、花粉症による経済損失が毎年、数千億円出ると聞く。ああ、恐ろしい。

 今年の花粉は例年より、10日くらい早いとも聞いた。私の地域の話しであるので、皆の衆の地域とは、多かれ少なかれ、多少の誤差はある。ドラッグストアには、既に花粉症コーナーがあり、私は少しお高い目薬を購入している。


 花粉症の症状にある、アレルギー反応だが、私の場合は、鼻水、涙目と目の痒みが主だ。

 さて、ここで私の趣味は映画館で映画を観る事である。鼻水、涙目…見た人には誤解されること間違いなし。

「あ、あの人、鼻水垂らして泣いてる」…私を見た人はそう思うだろう。

 花粉症の薬を飲みマスクもするが、今時の花粉は手強く、鼻水は出るし、涙目にもなるし痒い。本当に手強いのだよ。それに、映画館で、くしゃみをしそうになり、それを我慢し続けるのは、ある意味で拷問にも近い。

 感動する映画なら泣いてもいいじゃないかと思う人も多いだろう。だが、私は映画館で他人に涙を見られるのは嫌だ。蛇口から出る水の如くに鼻水が出ようものなら最悪だ。要らぬ誤解は生みたくないのだよ。


 それがあるから、花粉シーズンに映画館に足を運ぶには、ある意味、勇気が必要だ。映画館で映画を観る。それがそんな悩ましい事となる。それが私にとっての花粉症だ。


 そういや、政府案で、花粉を出さないスギをに植え替える計画もあるらしいが、全て植え替えが終わるのは数十年後の事らしい。遅いんだよ。頼むから、はよやってくれと言いたい。政治家は本当に仕事が遅いからな。

 

 近い将来に、体のパーツの交換が可能になったら、私は声を大きくして言うだろう。眼球を交換して欲しい。目から光線を出したいのだ。ビビビビ、ビーーと、ヒーローやロボットのように目から光線を出したいのだよ。それに私は憧れがある。いや、ちょっと待て。よく考えたら、目から光線でも出ようものなら、何も見えなくなるのではないか。それはまずい、非常に困る。仕方ない、そうであるな。普通に花粉症ではない目玉を希望しよう。花粉症の時の目玉は、そのまま洗ってしまいたくないくらいだからである。


 そんなわけで、本当に悩ましい花粉シーズンの到来である。

 私にとっては、地獄へのゲートが開いたかのようだ。

 遠い将来に花粉の呪いから、解放される日の到来を切に願うものである。

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