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詩集 想箱  作者: TiLA
28/30

恋泥棒にご用心

あなたは私の恋泥棒


ある日突然現れて


予告もなしに盗られたの


ハートをむぎゅっとつかまれて


奪ってしまっていったのよ


可愛い顔して近づいて


狙われてるとも気づかせず


私の心に忍びこみ


気づけば盗られてしまったの


誰かあいつを捕まえて


あいつは私の恋泥棒


早くそいつを捕まえて


彼は私の恋泥棒


逃したら


もう駄目よ


捕まえて


ねえ早く


お願いそこのポリスマン


気持ちがどうにかなりそうよ



恋泥棒は現在月夜を東に逃走中、被害者のハートを奪い逃走した模様、

発見次第直ちに連絡、朝陽が昇る前に身柄ヲ確保セヨ、

服装は白のタキシード、中肉中背、特徴は左目の泣きぼくろ、薄めの唇、

被害者多数、注意サレタシ、そいつは同性だろうと友愛の皮を被って

接近してくるぞ、ありがとうと感謝されたらスグにPCを閉じよ、

おい? 聞こえるか? 応答しろ!

駄目だ、またやられちまったよ、今月何人目?



恋泥棒、参上


今宵あなたの心を奪いに行きます


えっ? 予告してるじゃないって


お嬢さん


それはあなたが特別な女性(ひと)だからですよ


さぁ どうぞお休みください


夢の中でまたお会いしましょう



こんばんは恋泥棒さん


どうせ同じことよそでも言ってるんでしょ?


知ってるのよ


でもみてなさい


今夜は逆に私が奪ってやるんだから


愛のお縄でベッドに縛りつけてやるわ


だからお休みなさい


私の恋泥棒さん


……ばか



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