テンセグリティ
二つの世界がある。その世界は私たちから見ると。一つ目はかなり昔のようであり。まるで神のいない神話のようだ。二つ目は200年ごろ前のように感じられる。それらは上の世界、下の世界と呼ばれている。
下の世界にある男がいる。その男はかなりいい家に生まれた。なおかつ親は優しく、1人の兄がいた。親の事業は何も知らなかったが兄が継いでいくことが決まっており、その弟であるその男は夢を見つけられずにいた。
上の世界にある女がいる。その女は上の世界の少ない方にいる。彼女は親は知っているが、ある日いなくなった、理由は知らないが、彼女は借金だと思っている。
ある男は学生だった頃を思い出しており、またそのころの夢も見ていた。男の学生時代はどうだったかというと、まずは友が多かった。男の友は男と同じくかなりいい家の生まれが多く、今も交流がありとってもいい中である。男は簡潔に言うと人柄が良かったように見られていたのである。演技がうまく簡単にだましていた。夢はどうだろうか。男は昔から観察が好きでありそのことも分かっており、よく近くの山に入っては親や周りの人に怒られてそれを繰り返したが、その山を管理していた人が亡くなり、父が買い取ってくれたおかげで怒られずに済むようになった。そんなことを考えていたらその友人がやってきた。その友人は結婚して親の仕事を継いでおり、また父や兄の仕事の取引先の会社である。父は話がうまく男が友人になって少し経ったら友人の父に近づき、まず世間話をしていき知らない間に商談を終わらせていた。友人が男に話してきた。「すまない、父はいるか?」友人は結構ドライであり、なおかつ言葉が足らない。男の友人にはそんな奴はたくさんいるから今更どうでもいい。かなり時間がたったが一向に出てこない。様子を見に行くと男を待っていたように出てきた。男は長年の疑問を聞いた。「いきなり聞いて失礼だと思うが。今何の仕事をしているんだい?」「貿易だ。」男は思い出した。昔港に半分強引に連れていかれたことがあり、だからと言ってそれが仕事につながると思ってなかったのである。また海が好きだったことも思い出した。それは聞いたことしかなかったが、なんだか覚えていた。結局それしか会話せず帰ってしまった。しかし男は決意した。まさに夢を見つけたのである。それは彼の好きなことであり、なおかつすべてそろっていた。それは政治家であった。
ある女は部屋を見ていた。その部屋には豪華としか言いようがないものがあった。よくわからない動物みたいな絵、金で塗装されているタンス、カーテン付きのダブルベット、ほかにもいろいろあったがすべてが豪華だった。女は仕事が終わっておりそして寝ていたことも思い出した。相手はもういなくどこかに行ってしまったようだった。女はさっそうにその家を出たがどこにも行くところがないので街を歩いた。女は顔がよく体形もいいため路上で話しかけて来る男の人もいたが女はそれには応じなかった。なぜなら、女は生きるのに精いっぱいだからだ。女はなぜか何もないところで転んでいた。しかし年を取っているわけでもなく、また前が見えないわけではない。しかし転んだ。さらに女の足は動くが歩けないようになってしまった。女は近くの柱に寄り掛かった、そしてあたりが暗くなってきた。女のいるところは治安はあまりよくなく野良犬、乞食などがたくさんいたが、ある人が目の前を通った。ある人が女に話しかけた。「これをつかわないか。」しかし、あまりにも怪しすぎたので女は断った。そうするとある人はいきなり女の腕をつかんだ。そして女の腕をカミソリで傷つけた。女は何をされたのかを理解できなかったが痛みだけは分かった。ある人が女の傷口に粉をかけた。ある人が言った。「本当はここじゃないんだが、効果が上がり危険度も上がるが大丈夫か。」そういい女の腕を放し、少し離れた。数秒後女に異変が起きた女は折れた足が動かせるようになり体がとても軽くなった。「もう一度試したいなら、同じ時間にここにいろ。また明日来てやるから。」と言いある男はどこかに去ってしまった。女はそれが聞こえるところにいたはずだが聞こえなかった.