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第75話 俺はバリ島にサテライトオフィスを構えたぞ

「しかし、すごい人数だな」

「おう。あちこちら声を掛けてみたら、やたらと集まってな」


パリ島の若い女性ばかり200人。

これで1/5だというのだから驚きだ。


全部で1000人ほどが集まったらしい。

バリ島親分の影響力はすごいな。


「どうだ、翔太がいいと思うのがいるか」

「ああ。この中でも一緒に仕事がしたい思う子が10人はいるぞ」

「そんなか?」

「ああ。バリ島の人は素直な人が多いな」

「そうだろう。そうだろう」


バリ島親分はバリ人のことを褒められると嬉しそうな顔をするな。

もちろん、バリ島親分を喜ばせるためにそんなことを言っているんじゃない。


本当に感じのいい人が多い。


「その10人っていうのは誰だ?」

「そうだな。10人だけを残して、他は帰ってもらうか」


俺は選んだ10人の近くに行って別のころに誘導した。


「ほう。感じはバラバラだな」

「そうでもないぞ。人の気持ちが分かる女性だけ選んだのだ」

「そうなのか」

「見た目はバラバラだが、性格は真面目でコミュニケーション力がある子達だぞ」


バリ島親分に集めてもらう時に、英語か中国語が分かる人だけ集めてもらっている。


「オークションサイトはまだ投資するかどうか決まっていないが、鑑定サイトを世界に広げるため登録サポートがいるんだ」

「そのためのスタッフということだな」

「そうだ。バリ島に俺の会社のサテライトオフィスを作る。予定人数は30人だ」


バリ島の最低賃金は3万5千円ほど。

予定している俺のとこの賃金は5万円くらいだ。


30人雇用しても月150万円だ。

もちろん他にも経費が掛かるが、そのくらいは俺のポケットマネーでもキープできる。


「では、次の200人を呼ぶな」

「ああ、頼むぞ」


こうして、まずは候補をピックアップしていき、最後は30人の精鋭が残った。

その中でリーダー能力がある3人を選ぶ。


だいたい1人のリーダーで管理できるのは12人までと言われている。

こっちのオフィスでは、複雑な仕事は予定していないから、単純な組織でオッケーだ。


もちろん、もう一人、ジェネラルリーダーも指名した。

その女性がオフィス全体を仕切ることになる。


10代から30代の女性が30人。

なかなか見事な光景だな。


容姿はそれほど選択基準ではなかったが、いい感じの女性が集まった。


なんか、いきなりハーレムが出来上がった気もするぞ。

もちろん、そういうことをする気はないがな。


「カスミ、彼女達に仕事を教えてくれ」

「骨董品の登録のあれね」

「そうだ」


元々はカスミがひとりでやっていた仕事だ。

今はカスミから引き継いだスタッフが5人ほど日本にいる。


「これがオフィスショータのメンバーになるのだな」


バリ島親分もなんだかうれしそうだ。


「まだオフィスの場所も決まっていないがな」

「それも任せてくれ。バリ島のことなら俺が一番知っているからな」

「それも頼んだぞ」


勝手に俺とバリ島親分で話を進めてしまっているが、ちゃんと後から話を通すことはしているぞ。

あっと言う間に、10億円の投資話は決まった。


新生アートオークションは中心拠点がバリ島になった。


在真もバリ島が気に入ったらしく、 こっちを仕事のベースにするらしい。

どうせ、どこにいても仕事ができる奴だしな。


「こっちに彼女と一緒に暮らす部屋を探します」


なんてことを言っている。

彼女というのは、澪のクラブの女の子だ。


大丈夫なのかとは思うが、まぁ、恋愛経験がほとんどない在真にとっていい経験だろう。

上手くいくにしても、そうじゃないとしても。


もちろん、さすがにそんなことをするには年収200万円じゃ無理だろうから、月給40万円にアップした。

まだまだ安すぎだがな。


そんな感じであっと言う間にバリ島オフィスが出来上がってしまった。


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― 新着の感想 ―
[一言] そうっすか… まあそうっすよねぇ… なんか勝手にもう少し、人間の悪意と戦うんだと思ってました 政治家とか財閥の闇的な、マフィアや宗教系の下っ端にゲリラ襲撃受けたりとか、でっち上げで逮捕…
[良い点] ビジネスが動き出しますね! 在真君の恋模様がどうなるかも気になります! [一言] ハイファン! 錬金術! 楽しみです!
[一言]  ご投稿お疲れ様です。  もうあと50話くらいで終わっちゃうんですか!? いやもう蛇足でズラズラ延びるだけってのも面白くないですが。  自分は泥棒が主人公のお話が書きたいです。 ただオチ…
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