表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

112/113

第112話 10倍ポーションの効果は?

あまりに眩しい閃光であったため、誰もが目を眩ませた。

しばらくすると視力がもどってくる。


閃光の中にいたのは……


「「「魔王ちゃん!!」」」


えっ、なんで?

有名レイヤーがここにいるの?


「待たせたね」


えっと、有名レイヤーとの約束はなかったはずなんだけど。

どういう状況なのか。

だいたいどうやって、閃光と共に登場したのかな。


よく見ると明り取りの大きな天窓が割れていた。

そこから入ってきたということで良いのかな。


「そこの者! 我が配下の『ラスク』メンバーを勝手に使うことは許さん!」


えっとSPのことだよね。

手柄泥棒の手下じゃなかったのか?


「我は『ラスク』を支配する総長なるぞ」

「「「「総長! 失礼しました」」」」


すべてのSPが魔王ちゃんに向かって土下座した。

おかげで自由に動けるようになった。


「なんでだ? 魔王ちゃんだろう、お前は」


手柄泥棒、魔王ちゃんを知っていたのか。

そういえば、さっきも呼んでいたな。


「我が全ての裏組織を仕切る総長の魔王ちゃんだ」

「はぁ? 何言ってるの?」

「お前が持っているポーションはすべて我が作ったものだ」

「なんと! これのことか?」


手柄泥棒はやたらと濃い色のポーションを取り出した。

色からすると、身体強化と思考強化の混合ポーションだろう。

しかし、やたらと濃い色だな。


「そうだ。我が作りしポーション。しかし、それは原液の混合物だろう」

「その通り! これさえあれば私も神になれるという代物だ」

「もうよい! お前は死ね!!」


魔王ちゃんが手にしていた髑髏の付いた杖を振ると先端から何かが飛び出した。


「甘いな。そのくらい避けられなくてどうする?」

「たかが身体強化ポーション効果だろう。思考強化ポーションも使っているのか?」

「そうよ。それも2倍濃縮のをな」

「バカな、2倍のと? まさか本気で原液も飲む気ではないぞな」


おいおい、そんなこと言ったら、こいつは。

絶対、飲むぞ。


魔王ちゃんは左肩の鎧を右手で擦る。

左肩には鱗状になっていて、それが1枚づつ分離して手柄泥棒に向かう。


カカカカカッ。

手柄泥棒は一瞬の差で避け、木の床に刺さる。


「意外とやりおるの」

「ポーション活用は、私が一番経験があるとみえる」

「ふん、しかし。その原液はやめるのだぞ」

「語るに落ちたな。これが私が世界を支配する扉を開くカギだな」


手柄泥棒は腰に手を当てて原液ポーションを一気飲みした。

たしかに形が牛乳瓶ぽいと、今、気づいた!


「あっ、バカ!」

「おいおい」


さすがに本当に飲むとは。

あれだけ魔王ちゃんが駄目だと言っているのに。


「きたぁ~~~」


手柄泥棒は両手を上に伸ばし、叫ぶ。

なんだ?


なんか、黒い影が集まってきている気がするぞ。

気のせいか?


何が起きているんだ?


魔王ちゃんを見ても、彼女も戸惑っているのが分かる。

どうなるんだ、あいつ!


☆  ☆  ☆


「なんだ? ここは?」


手柄泥棒と呼ばれている私は何やら、真っ白い部屋にいた。


もしかして、これはあの世ということか?

魔王ちゃんの言う通り、あれを飲むと死んでしまうのか?


おや、輝く白い光が集まってきて、人の形になってきたぞ。

それも、若い女性のようだ。


スゲー美人じゃないか。


すると、あれか。

チートスキルを与えてくれる女神様か!


しかし、それだと異世界転生になってしまうんじゃないか。

トラックに跳ねられてもいないのに。


どういうことだ?


あのさ。★での評価っていいね。


この1カ月くらいさ、小説を書くより、読んでいた訳。

書くモチベーションが下がると読む方にいくんだ。


書きまくっていると、あんまり読まない。


だから、評価の仕方が変わったとき、読んでなかった。


「あ、評価が気楽にできるんだ」って思ったくらい。


それがバリバリ読むようになって、思ったんだ。


「この評価方法はいいね」って。


だって、読んで面白いと思った作品。

意外と評価したりしない。

ブクマもめんどくさいなーと思う。


あ、読者としてはすごいめんどくさがりや、なんです。


だから、ブクマとか評価してね、と言っても。

読む側だとあまりしない。


ちょっと心苦しいとこあったんだ。


だけど、この☆評価だと、次のページのすぐしたに☆が出ている。

だから、ぽちっとするだけで、「面白いじゃん」が伝えられる。


前のだと最後の話にしかなかったし、2つも評価があってめんどくさい。

ついつい、押さないままだったり。


あ、コメントはするほうなんだ。面白いのにだけ。


コメントしたいと思う作品はいいんだけど、ただ面白いだけだとコメントも描きづらいし。


読み終わった後、ぽちっ。


僕にとっては、便利な評価方法になったなーと思う。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 良い作品だと思います [気になる点] 後書きが酷い、クドイを通り越してウザイと言えるレベル、わざと? [一言] ブクマめんどいとか未完作品は読むの止める派? 短編しか読まない派? とかおか…
[一言] 手柄泥棒に一体何が起きたのか?
[一言] ええ…既に主人公と魔王ちゃんはポーションを盗んで悪巧みしている手柄泥棒をどうにかするために手を組んでいて、魔王ちゃんの援軍が到着するまでの時間稼ぎして、到着に合わせてわざと負けたんだと思って…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ