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オアシス

作者: 泉末広

こんなことってあるか?

馴れ馴れしさが、親しさの証。

軽々しい交渉の思惑は、夜な夜な滑らかさを増す。

そんなことでいいのか?

胸より沈んだ場所に棲む、最古の亡霊。

亡霊の囁きは白々しい悩みの調べに乗って、神々しい慈愛と抱擁に転調する。

そういうことだったのか?

清々しい朝なのに、なんと苦々しい私のねぐら。

菌糸のまとわりつく布団を潜り、私の亡霊を抱えて眠る。

いつもの朝のために。いつもよりは、背中が痛い。

こんなこともある。

いつもの私のために。いつもよりは、歩きが早い。

そんなこともある。

いつもの夜のために。いつもよりは運がいい。

音声のみの二人の軽々しい交渉は成立し、呼吸に紛れた囁きが私の眠りの邪魔をする。いつもよりは、考え事が多すぎる。

思いに更ける長方体の部屋で、黄金に光るオアシスを見た!こんなことがあるのか!

夜な夜な現実味を増す亡霊の営み。

日に日に存在感を増す私のオアシス。

信じていい。オアシスの管理者を射止める術はある。

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― 新着の感想 ―
[良い点] なし [気になる点] なし [一言] 詩人ですね
2019/02/17 11:30 退会済み
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