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ありふれた異世界転生もの  作者: てきとうな人
ウルーク王国編
7/104

7、ゴブリン討伐

 

 

「何かご用ですか?」


 黒いとんがり帽子に黒ローブ、白くて長い髭という、いかにもな魔法使いの格好をした老人は、カルノー冒険者ギルドの支部長だと名乗った。

 昼の出来事は、不届き者共への見せしめのつもりだったため、ギルド支部長などという権力者の目に留まるのは想定外である。


「ふぉふぉ。なぁに、将来有望な若者にご挨拶をと思っての」

「そうですか。よろしくお願いします。では、失礼します」


 元の世界で見たニュースなどから権力者なんて信用出来ないと思っているオレは、さっさと立ち去ろうと思っただけなのだが。


「つれないのぉ。まあ良い。おぬしなら、上級の冒険者であるCランクまでは余裕で上がれよう。そしてさらに上もいずれは、の。

 期待しておるぞ。ふぉふぉふぉ」


 権力者に媚びない姿勢が余計に関心を引いてしまったらしい。やけに愉快そうに去って行った。


(……やれやれ、できた権力者に目を掛けられるのも、ゲスい権力者に目を付けられるのも、同じくらい面倒くさい事になりそうなんだが)


 後悔先に立たず。今さらどうしようもないが。


「ふぅ、……行こうか」

「はい。この後は?」

「とりあえず、ゴブリンを狩りに行こうかと思ってる」

「なるほど、一昨日の場所ですね」


 一匹見たら三十匹は居ると思え、というやつだ。きっと近くに巣があるはず。

 オレが知る定番設定と同じで、この世界のゴブリンも女性を攫って子を成そうとするらしい。絶滅させる勢いで狩るべきだろう。


「ところで、生活魔法以外の魔法ってどうやって覚えるの?」


 あまりにも分かり易い格好をした老人を思い出し、アリスに聞いてみると。


「ふふふ。支部長の格好は、まさに魔法使いという感じでしたね」


 オレの好奇心が可笑しかったのか、ニコニコ笑いながら教えてくれた。


「基本的には、魔法ギルドで魔法語を習います。他には、魔法使いに師事するという方法もありますね」


 魔法ギルドで教わって魔法語を理解すると、オリジナルの魔法を作れるようになる。師事した場合は、完成した呪文のみを教わる場合が多く、それだと教わった魔法しか使えない。という感じらしい。

 ちなみに、生活魔法は親から子へ受け継がれるものなのだそうだ。


「私も、村に来た魔法使いに同じことを聞きましたから」


 そう言うアリスは、なんだかとても嬉しそうだ。


(この娘かわいいわ〜。……はっ! いかんいかん)


 つまり、無詠唱はかなり目立ちそうだが、オリジナルの魔法は使っても大丈夫なようだ。


(魔法ギルドなんてものがあるのなら、無詠唱くらい考えそうなんだけどね)

 

 

ーーーーーー

 

 

「じゃあ、少し急ごうか」


 翌日は『身体能力強化』して早歩きで移動し、昼過ぎには目的地に着いた。周囲に人がいないのは確認したが、高速で歩き去るオレたちの後ろで舞い上がっていた砂煙は、ひょっとすると遠くからも確認できたかもしれない。


「何も残ってないな」


 そして、見覚えのある大きな岩。ゴブリンと戦った場所なのだが、そこは血の跡らしき黒ずみが残るだけだった。


「死体は獣が、装備は仲間のゴブリンが持って行ったのかもしれませんね」

「足跡とかは、……オレたちじゃ分からないな」

「……そうですね。いかがなさいますか?」


 食料には十分な余裕があるし、急ぐ必要はない。

 周囲を見回すと、街道を挟んで西に森、東に山がある。


「う〜ん……。東にある山に行ってみようか。洞窟があるかも」


 オレが知るゴブリンの棲家の定番と言えば洞窟だ。


「分かりました」


 ……そして、二時間ほど山の中を駆け回って探すが、まったく見当たらない。


(こっちではないのかもしれないが。……このままだと埒が明かんな)


 こちらなのか否か、まったく判断材料がない。

 アリスが、動きを止めたオレに気付く。


「ご主人様、どうかされましたか?」

「う〜ん、……気配とか感じられないかな、と」

「気配? ですか?」

「まずは、目を閉じ耳をすまし。……自分を広げるような感じ……かな?」


 とりあえず、それっぽいことをしてみる。

 アリスも同じ事をしているのか、静かな時間が流れる。


(気配察知スキルとか、覚えるといいんだけど)


 サワサワと風が草を揺らす音だけが聞こえる中、どのくらいそうしていただろうか。ふと違和感を感じた方を見てみると、そこに居たのは小さな虫。


(なんだろう。風が草を揺らす音の中に、それとは違う、虫が草を揺らす音が聞こえた?)


 そんな小さな音の違いを感じたらしい。

 そう認識した瞬間、爆発的に感覚が広がった。


 耳から入る情報が鮮明になる。

 それまでより遥かに広い範囲のことが、手に取るように分かる。

 視界の中にいないアリスが同じように驚いているのが分かる。


「やってみるものだな」

「……はい。世界が、こんなにも生命に満ちているなんて」


 ステータスを確認すると、探知スキルを入手している。そして、アリスも同時に入手したようだ。


(……同時か。奴隷契約とかで何らかの繋がりが出来ているのか? 考えても分からないが、いちおう心に留めておくか)


 探知しながら歩き回り、東の山周辺にゴブリンがいないと確認出来たところで、その日の捜索は打ち切った。

 

 

ーーーーーー

 

 

「さて、どうしたものかな」


 翌日の西の森。朝から捜索すると、探知スキルのおかげで簡単にゴブリンの集団を発見できた。


(……探知スキル、もはや音が聞こえるとかいうレベルではないな)


 そこは森の奥の少し開けた場所。立てかけた木の枝で最低限の雨風を防ぐ粗末な集落だった。

 アリスと二人、茂みに身を潜めながら様子をうかがうと、ゴブリンの総数は二十匹。集落の中心あたりに、剣を装備した少し大きめの個体がいる。


(あれがこの集落のボスかな?)


 さらに、ゴブリンどもの様子と集落の規模から、外に出ている集団はないと判断した。


「洞窟なら良かったのですが、これでは何匹か逃してしまうかもしれませんね」


 単純に人手が足りない。

 探知スキルで追えなくはないと思うが、周囲の森へバラバラに逃げ込まれると面倒くさい事になりそうだ。


(一気に焼き払えれば楽なんだけど)


 集落にはゴブリンしかいない。特大の火の玉でも落とせば、たぶん出来るだろう。しかし、それでは討伐証明の耳が入手出来ず、ランクアップも報酬も無しだ。


(森林火災になっても困るし、ね)


 では、どうするか。


「壁でもつくるか」

「壁ですか?」

「うん。ぐるっと囲んで逃げ道を塞ぐ」


 そう言って、魔力を身体の外に伸ばす。


(……結界、と言って良いものか。この作り方が正解かは分からないけど)


 《無限の魔力》による力押しで、壁を作るのは問題ない。

 魔力で集落の周囲を囲み形を与える。


(イメージは、……高さ2メートルの防御障壁)


 そして発動。


「うん。成功だ」

「壁、ですか?」

「すぐ後ろにあるよ」


 すると、アリスは後ろをペタペタ触り始める。


「……た、確かに。ありますね」

「探知を、……気配を探れば分かるかも」

「……そうですね。集落を囲む壁を感じます。これは、……魔法なんですか?」

「そうだよ。魔力のラインを繋げて維持してるから、いつでも消せるから安心してね」

「……はぁ」


 何故だろう、アリスが呆れたような表情をしている気がする。


「どうかした?」

「……いえ、いいです。では、行ってきます」

「ん? いや、オレも行くけど?」

「え? 壁を維持されてるんですよね?」


 今度は、心配そうにこちらを見ている。


(なるほど、言い方が悪かったのかな?)


 壁を維持してるから、お前一人で行って来い。みたいな感じに聞こえたのかもしれない。


(フフフ。そんなことあるはずがないというのに!)


 ならば、不安は取り除かなくてはならない。


「いやいや大丈夫! アリス一人を行かせる気はないよ。壁を維持しながら『身体能力強化』も余裕」


 力こぶを作ってアピールするも。


「……はぁ。またそんな非常識な」


 今度ははっきり分かる呆れた表情。


「あれ? え〜と、……さあ! 殲滅だ!」


 何かを誤魔化すように突撃を宣言し、一足先に駆け出す。


「あっ! 待って下さーい」


 今回は『思考速度上昇』は無しだ。

 高速で駆け抜けながら、寝転がっているゴブリンの喉を突く。


「……グッ!」

「……ギャ!」


 通り過ぎざまに二匹殺し、真っ直ぐボスの所に向かう。


「ギャギャー!!」


 ボスがようやくこちらに気付き、大きな叫び声と共に起き上がろうとするが、それを許さず一気に間合いを詰めて首を刎ねた。


(そういえば、ゴブリン語は理解できないな)


 翻訳の指輪を創った時に、魔物の言語までは想定していなかったからだろうか。

 そんなことを考えながら、前回の反省をいかし、危なげなく戦うアリスの様子も気にしつつ、周囲を確認する。


「「ギャー!」」


 ボスの叫び声を聞き、ようやく起き上がったゴブリンどもだったが、ボスが討たれたのが分かると一斉に逃げ出した。


(後は一方的に蹂躙するだけかな)


 と思ったのだが。

 ボス後三匹目、背後から袈裟がけに斬ったところで剣が折れた。


(あ〜、……考えてみれば、血は拭ったくらいでろくに手入れをしてないな)


 肉だけでなく、骨まで断ち切っていたのだ。その上で手入れを怠れば……。


(まぁ、折れて当然か)


 オレの剣が折れた事に気付いたのか、数匹のゴブリンが逃げるのを止めて向かって来る。


「ご主人様!」


 六匹目を倒したアリスが、慌ててこちらに来ようとするのを手で制すと。


(素手で撲殺出来ないことはないと思うけど)


 右掌に魔力を集める。


(火はダメだから。う〜ん、……水?)


 向かって来るのは三匹。

 一番近いゴブリンに、取り敢えずゲームなどでよくある水の魔法を試すことにした。いわゆるウォーターボールと言うやつだ。


(……水の球を、……超高速で射出)


 右掌の魔力にイメージで形を与え、魔法を発動。


(……『水球』)


 次の瞬間、狙ったゴブリンの上半身が爆散した。


「うおっと!?」


 せいぜい作った球の大きさくらいの穴が開く程度かと思いきや、それどころではない威力である。

 そこで、ふと思い当たる。


(そうか、射出速度が速過ぎたのかな?)


 水という柔らかい弾体を視認出来ないほどの速度で射出した結果、水の球が崩れて広がり、散弾状になったのかもしれない。


(イメージも中途半端だったのかも)


 つまり、水の球という形を維持する必要があったのだと思う。

 攻撃するイメージはしっかり乗っていたのか、威力は失われなかったようだが。


(もう少し遠かったら、細かく拡散してダメージを与えられなかったんだろうね)


 と、そんなことを考えている間に、残りの二匹が奇声を上げながら間近に迫って来ていた。

 上半身が爆散した仲間を見て、それでも向かって来るのは、もう逃げられないことを理解したからだろうか。


(経験は活かさないとね。でも二匹だから、今度は『水球』以外で)


 またまたゲームの魔法から引用してみる。


(今度はウォーターカッターで行こう。

 細い水、超高圧で噴出して切断、維持する距離は5メートルほど。……で良いかな?)


 今度は、胸の前に構えた右手の人差し指に魔力を集め、魔法を発動。


(……『水刃』)


 錆びたナイフを振りかぶる二匹のゴブリンを冷静に見ながら、右腕を左から右へ振り抜く。

 二匹のゴブリンは一瞬動きが止まったかと思うと、その上半身だけが斜めに落ち、続いて下半身が倒れる。


(うん、成功だ。にしても、綺麗に切れたな。さすがは魔法、イメージが大事だということか)


 切る、という意思が上手く乗った感じがあった。

 と、オレが魔法に対する理解を深めている間に、残りのゴブリンたちはアリスに倒されていた。

 ちなみにスコアは、オレが九匹、アリスが十一匹。


(……まぁ、ボスを倒したのはオレだし)


 負けてない負けてない。と、振り返ると。

 

「ご主人様。お話があります」


 アリスはなぜか「ゴゴゴゴッ」という文字を背負っていた。


「……え~と。どのようなお話でしょうか?」

「聞いたこともないような魔法を連発したり! 同時に二つ以上の魔法を使ったり! もう少し、常識というものに、気を使って下さい!」


 魔法を同時に二つは、魔力操作の難しさからおそらくそうだろうと思っていたが、高威力の水の球や、水の刃というものも非常識だったらしい。オリジナル魔法も無くはないが、科学知識によって裏付けられるような、オリジナル過ぎる使い方も駄目ということか。


「イヤイヤ。アリスの前でしかそんなコトしませんヨ」

「あぅ、……私だけ。……そ、そういうことでしたら」


 溜まっていた怒りを吐き出してスッキリしたのか、どうやら納得してくれたようだ。

 その後、ゴブリンの耳を切り取るという気の滅入る作業を三十分ほどで終え、先ほどの様子が嘘のように機嫌が良くなったアリスを促し帰路につく。


「アリスは、今使ってる槍に何か不満はある?」


 カルノーへの道すがら、折れた剣を新しく創るにあたり、アリスの槍も新調することにした。


「……そうですね、穂先がもう少し長いと、突くだけでなく斬ることも出来ると思うのですが」


 では《創造》。

 オレの剣は、個人的な趣味で片刃の直剣。


(左手を刀身に添えて防御しようと思ったら、片刃じゃないと怖いんだよね)


 柄は、両手でも問題無く使える長さ。次に、アリスの武器として短剣サイズの穂先を持つ槍と、狭い場所用に短剣を。素材は鋼鉄製で、それら全てに不壊と斬れ味強化を付与して創ってみた。


(フフフ。自重はしないのだよ!)


 見た目はシンプルで鉄製の武器と変わらないので、これによって目立つということはないだろう。


「はい。これを使って」

「わぁ。ありがとうございま……。あの、このような物はお持ちではなかったと思うのですが?」


 さすがに、アイテムボックスから出したのではないと気づかれたらしい。


「あ〜、これは。……今、創りました」


 とはいえ、いまさらアリスに隠すつもりもないので、正直に言ってみた。


「……はぁ。ご主人様の非常識さときたら」

「ごめんなさい」

「……人前でやったらダメですよ!」

「はい」


 すぐ隣、肩が触れるほどの近さを歩くアリスは、「まったくもう!」と言いながらもどこか嬉しそうだ。

 

 

ーーーーーー

 

 

「では、報酬の銀貨十九枚です。そして、ランクアップおめでとうございます。」


 暗くなる頃にはカルノーに帰り着き、無事にランクアップ出来た。

 ゴブリン討伐は一匹あたり銀貨一枚。二人組で一日一匹狩れれば、何とか生きていけそうな金額だ。それを二日で二十匹狩れたのだから上出来だろう。


「ありがとうございます」


 おばちゃんに礼を言い。冒険者ギルドを後にした。


「アリスは、これからどうしたい?」


 宿に帰って夕食を食べ、今はシェルター内でくつろいでいる。


「え? これからですか? ご主人様の故郷へ帰られるのでは?」


 アリスは、オレが故郷へ帰ろうとしていると思っていたらしい。


(そういえば。事故に遭って気がついたら此処に居た、というような説明をしてたっけ)


 オレの故郷が、歩いたり船を使ったりという手段では辿り着けないほど遠い場所だなんて、考えてもいないのだろう。


(故郷、か。《創造》で元の世界に帰る手段を創れそうな気はするけど、正直あまり帰る必要は感じないんだよね)


 転生前の自分の死を実感していたためか、家族や友人のことは気になるが、驚くほど元の世界への執着は残っていない。


「いや、故郷に帰るつもりはないよ」


 オレは、命を繋いでくれた神(?)の恩に報いるべく、その望み通りにこの世界で生きるつもりだ。


「でだ、冒険者として生きる目処は立ったと思うんだけど、アリスはどうしたい? 定住する? それとも、世界を見て回る?」


 するとアリスは。


「私は、世界を見て回りたいです」


 と、迷わず答えた。

 それは、オレの望んでいた答えでもある。


「そっか。じゃあ、どこから行く?」

「よろしいのですか?」

「うん、アリスに任せるよ」


 それを聞いたアリスは、目を輝かせて語り始める。


「まずは、この国を回りたいです。カルノーから東へ行くと、サーヴィー山脈の麓に鉱山の町セルエムがあり――」


 まだまだアリスの話は続いているが、とりあえずの目的地は決まった。未だ見ぬ景色を思うとワクワクする。

 そう、オレたちの冒険は始まったばかりなのだ。

7話終了時点でのステータス


アキラ

レベル:13

体力:100/100 魔力:∞ 筋力:38 敏捷:40 器用:34 知性:32 精神:34 幸運:100


スキル:柔術(1)、剣術(15)、魔法(8)、性技(10)、格闘(3)(new!)、探知(5)(new!)、隠密(3)(new!)


アビリティ:アイテムボックス、学習能力上昇、魔力操作、妊娠操作


ギフト:創造、無限の魔力



アリス

レベル:10

体力:90/90 魔力:85/85 筋力:32 敏捷:33 器用:34 知性:30 精神:29 幸運:40


スキル:家事(7)、槍術(13)、剣術(2)、魔法(5)、性技(5)、探知(5)(new!)、隠密(3)(new!)


アビリティ:学習能力上昇、魔力操作

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