第19話
今回も作者の急な展開で混乱するかもしれません。グダグダな気がしてしょうがないです…。それでもいい人は読んでください!
諒「う、う~ん…あ、朝かぁ…何だったんだあの夢…。鏡花姉さんまで出てきたし、意味不明…。」
諒の目覚めは微妙だった。いろいろとごちゃごちゃしていて意味不明だった。
諒「あれ?しかも何か眼鏡かけてるし、度は入ってないようだけど…。まぁいいや、かけとこ。」
舞「あ、おはようございます…。」
諒が眼鏡に疑問を持ち自己解決していると舞が目を覚ました。だが目覚めが悪いのかまだ、ぼーっとしていた。
諒「あ、おはようございます。」
舞「…まだ眠い…。また寝る。」
諒「分かりました。舞、朝ご飯今から作りますから台所お借りしますね、出来上がり次第起こしますね。では。」
諒は再び寝た舞に言うと台所へと向かった。
*********** ~学校職員室~
舞「すみません…、あんな恥ずかしい姿を見せてしまって…。」
朝食作りを始め、部屋の掃除等を諒1人にやってもらい、諒より先に学校へ向かった上に朝の寝ぼけた姿を見られた舞は諒に恥ずかしがりながら謝った。
諒「いいんですよ、お世話になっている上に先生が遅刻したら大変ですからね。あと、寝ぼけた顔見れたのはラッキーです。可愛かったですし。」
舞「か、か、か、可愛い!?お世辞はやめてください!」
舞はいきなり言われたので顔を真っ赤にした。
諒「あ…すみません…。迷惑でし『迷惑じゃないです!』」
舞「嬉しかったですよ。あ、もう時間ですから話はこれぐらいにして教室に向かいましょう。」
諒「分かりました。」
*********** ~教室~
舞「皆、おは『先生どういう事ですか!?』え?」
舞が皆に挨拶をする前に約3分の2の生徒が不満を口にした。
「何で諒先生が関野先生の家に泊まってるんですか!?」
「先生達付き合ってるんですか!?」
「諒先生には私の部屋にでも泊まらせる事出来たのに!」
舞「ちょっと!何で知ってるのよ!」
すると何人かの生徒が手を挙げ席を立った。
「部活帰りに先生達が一緒に帰ってるのを見ました!」
「舞先生の家から諒先生が出るのを見ました!」
「昨日からつけてました!」
一部問題発言をした人もいたがスルーし、舞の代わりに諒が答えた。
諒「理由は代わりに俺が言おう。俺はまだ実家通いなんだが、昨日両親と 大ゲンカして家に帰れないというヘマをしてな、その際に関野先生に相談したわけだ。それで俺が関野先生の家に泊まれないか無理に頼みこんだんだ。だから関野先生を攻めるのはやめてくれないか?」
「てっきり関野先生が諒先生にアタックしたかと思ったらそう言うことだったんですかぁ~。諒先生早く仲直りしてくださいね。」
「諒先生は実家通いっと。メモ完了!」
諒が理由を言うと不満を言っていた生徒は納得(?)しながら席についた。
諒「それじゃ皆も納得したようだし、舞先生お願いします。」
舞「え、えぇ。それじゃ~SHR始めるわよ。(ありがとう、諒先生…。)」
舞は心の中で諒に呟いた。
*********** ~放課後教室~
薫「よく言えたわね、あんな嘘。」
薫は諒を捕まえるとニヤニヤしながら言った。
諒「内心ヒヤヒヤしてた。まぁバレなくてよかった。それより、俺はいつになったら元に戻るんだ?」
薫「そうそう、諒を呼んだのもその事について話したかったからよ。」
薫はニヤニヤ顔をやめて真面目な顔になった。
薫「とりあえずは、校長室へ向かいましょう。沙紀姉さんが呼んでいたから。」
*********** ~校長室~
諒「なぁ沙紀。お前はもう大丈夫なのか?」
沙「心配してくれてありがとう。私はもう大丈夫。」
沙紀の笑顔を見た諒は安心すると、ほっとし頭をポリポリ掻いた。
薫「諒を呼んだと言うことは原因分かったの?」
沙「えぇ。まず原因だけど無理に魂を飛ばした事により私の魔力が低下してたのとあなたが気づかぬ内に魂にダメージを受けて、魔力を受け付けない状態になっていたのだと思うの。魂は純粋な状態じゃないと魔法を受け付けないから。」
諒「ん?でも薫の魔法は受け付けたぞ?」
薫「多分その時の魔力が姉さんより私の方が多かったから無理矢理使えたんだと思う。あと、ブレスレットのおかげかな。そのブレスレットは諒の服や刀を入れる魔法を私が使ってたから自然と諒に私の魔法力が少しずつ馴染んでいったから魔法を使えたんだと思う。魔法はかけられてるとその人に馴染むの。」
諒「ふ~ん。そう言えば今更なんだがネックレスに魔法をかけたの薫だったっけ?確か性転換魔法は使えなかったんじゃなかったっけ?」
諒の言葉を聞き薫は顔色が悪くなり何も言わなかったが、やがて口を開いた。
薫「…、ゴメン今だから正直に言うけどネックレスは黄泉の世界からパチッた。実は秘宝の1つなんだよそれ。」
諒「いいのかそれ!?
つ~か何故嘘を!?」薫「その、出来る限り難しい事には関わって欲しくなかったから嘘ついた、ゴメン…。」
諒「そうだったのか…、すまん…。」
薫「まぁ黙ってた私が悪いし謝るのはこっち。ゴメンね。それで姉さん、どうやって諒を元に戻すの?」
沙「そうそう、そうだったね。今私の魔力は戻ったけど諒の魂はダメージを受けたままなの。だから、その魂を治療するための魔法をかけるわ。純粋な魂だったら魔法を受け付けるしネックレスをかけると諒華になると思う。」
諒「よし!じゃあすぐに『待った!』?」
諒が言い終わる前に沙紀が言葉を止めた。
沙「話は最後まで聞いて。今のあなたは魂がダメージを受けている上に薫の魔法を無理矢理受けているから魂が限界なの。これ以上他人の魔法を受けると魂が消滅、つまり死んでしまうわ。」
諒は何も言えなかった。まさか状態がここまで酷いものとは思っていなかった。
薫「じゃあ、いったいどうやって治すの?」
沙「その前に薫、あなたは諒の為に何でも出来る?」
沙紀からのいきなりの質問に薫は困惑した。それは諒も同じだった。
薫「出来るわ。」
薫が出来ると聞くと沙紀は急にニヤニヤし始めた。
沙「そう、よかったわ!じゃあ今から薫、諒にキスしなさい!」
薫&諒「キス!?」
いきなりのキス発言に薫と諒は先ほどとは別の意味で困惑した。
沙「キスよ、分かる?KISSよ『分かるわ!』」
バシン!
薫は何故か諒をぶん殴りツッコンだ。
諒「俺、何した…?。」
沙「仲のいいこと。まぁ真面目な話、キスは本当にしてもらうわ。もちろん唇と唇よ。(実際は抱きしめるぐらいでいいんだけどこっちの方が楽しいから黙っとこう…。)キスしてもらう理由は今諒の魂は薫の魔法を主に受けているよね。だから諒の魂は薫の魔法の波長に馴染んでる。つまり薫と諒は同じ波長の状態。魔法の性質の1つとして同じ波長の魔法の力は吸収出来るの。いろいろとごちゃごちゃになったからまとめると薫が諒の中にある魔法を全て吸収して、その後で私が治癒術で魂を純粋な状態にするの。ここまでで質問は?」
薫が手を挙げた。
薫「私そんなの知らなかったんだけど、何で姉さん知ってるの?あと治癒術も結局は魔法だよね。結局ダメージ受けるんじゃ…。」
沙紀は即座に首を横に振った。
沙「この事は上級の神になった際に知ったから薫は知らなくて当然。あと、治癒術に関しては魔法だけど魔法じゃないの。自然の力を使ってるらしいんだけど詳しい事はよく分からないんだけどね。まぁ説明はこれぐらいにして二人とも早くね!」
沙紀はテンションが上がっていた。薫は顔を赤くし諒は殴られた頬を押さえながら何やらぶつぶつ呟いていた。 諒「………の……な………よ…。」
沙「ちなみにこれしか方法ないからね、薫。」
薫が沙紀に何かを言う前に先に沙紀に言われた為『チクショー!』と叫び諒を蹴った。
諒「これ…、とばっちり…。」
諒は意識をなくし、床に倒れた。
薫「分かった!覚悟を決めたわ!キスするわ!その代わり姉さんは私達を見ないで!恥ずかしいから!」
薫は顔を真っ赤にし、早口になりながら沙紀に言った。
沙「はいはい、分かった、分かった。じゃあ5分間ずっとキスしててね。そしたら魔力が全て薫に戻るから。それじゃ。」
沙紀は校長室を出ていった。
薫「私のファーストキス、諒に奪われるのかぁ…。嬉しいけど…、恥ずかしい…。って何言ってるんだ!?」
薫は自分に何度もツッコミをいれ、落ち着いたのは2分後だった。
薫「よし、するか…。」薫は目を閉じ顔を少しずつ、諒に近づけていき、 唇に軽くキスをした。その後キスをし続けた。
薫「(男の人でも唇柔らかいんだ…。そしてキスって気持ちいい…。)」
初めてキスをする、薫の素直な感想だった。
薫「(そろそろ5分かな…。)」
薫は諒から離れた。すると諒が目を開け、薫を抱きしめ、諒からキスをした。
薫「(諒!?)」
諒「ゴメン、実は途中から起きてた。俺からキスして嫌だった?」
諒はキスをやめ、だきしめた状態で言った。
薫「いや、その…、あの…。」
諒「何と言ったらいいのか分からないんだけど、もう1度したかった気分になった…。」
薫は恥ずかしい気持ちがいっぱいで部屋を飛び出した。薫が出ていった後沙紀が入ってきた。
沙「どうやら終わったようだね。どう初キッスの感想は?」
沙紀はまたしてもニヤニヤしながら言った。
諒「よかったけど、薫に嫌われたかもしれない…。」
諒はへこんでいた。いきなり逃げだしたものだから自分がやった事がまずかったって思い込んでいた。
沙「(こいつ、超鈍感?明らかに薫の顔は嬉し恥ずかしの顔だったし!)あ~…、そう…。まぁとりあえず魔力完璧に無くなってるから今から治癒術かけるわ。」
諒は沙紀に治癒術をかけてもらい、再び諒華に戻ることができた。だが、諒華に戻ることができた事を薫に連絡を入れたが繋がらずその日は薫と会うことも話す事が出来なかった。
作「さぁ~て今回も作者と諒の感想コーナー始めるよ!」
諒「誰も期待してないと思うんだが…。」
作「気にしたら負けだよ。」
諒「あぁそうですか。んで作者よ。今回も訳分からない展開すぎたぞ。」
作「すまぬ。これも作者の国語力の不足が原因。高校の国語の成績はよくても7で基本6だ。」
諒「よくそんなのが小説書こうと思ったな!」
作「何か今日言葉にトゲあるよ!?」
諒「うるせぇ!あんな展開で俺のファーストキスを失ったのか!?俺はもうちょいラブラブな感じがよかったわ!まだ薫とも彼女になってないのによ!薫もファースト奪われてへこんでんぞ!」
作「諒って乙女?(笑)あとやっぱり鈍感だなおい!あれを見てへこんでる と思うあたりが鈍感だな!」
諒「夢ぐらい見させろ!そう言う作者はどうなんだよ!あんたは付き合った事があるのか!?」
作「あったらもっといい感じにしてるわ!バ~カ!(泣)」
諒「すまなかった…。」
作「分かればよい。」
茜「作者さん!いつになったら私は出てきますの!?」
諒「いつの間に!?」
作「今回もゲストだ。私がワザワザ呼んだ(本編じゃなかなか出ないからここぐらいで出さないとな〈諒にのみ小声で〉)
諒「」
茜「いったい、何を話されてますの?」
作「いやぁいつ見ても美しいと言っただけですよ!」
茜「よく分かってらっしゃいますわ!オ~ホッホッホッホッホッ!」
諒「(作者って腹黒?)」
茜「所で私はいつ出るのかしら?」
作「そうですね~、あと2~3話ぐらいしたら出番ですね。もちろん、あなた待たせた分あなたには活躍してもらいますよ!」
茜「本当ですの!?」
作「えぇ!(笑)」
諒「なぁ作者よ。〈作者に小声で〉」
作「なんだね?」
諒「さっきの話は本当か?〈小声〉」
作「え、嘘だけど(笑)」
諒「」
茜「こうしちゃいられません!今すぐエステに行かないといけませんわ!それでは皆さんごきげんようですわ!」
諒「疲れた。」
作「そう言うな。こっちはもっと大変だ。学生しながら小説書いてるんだから。」
諒「あんたより大変な人はたくさんいるけどな。」
作「」
諒「とまぁ今回もこんな感じで終わっていいのか?正直感想コーナーじゃないよな、これ。」
作「気にしたら、そこで負けだよ、ホトトギス。」
諒「ホトトギス関係ないし!」
諒&作「どうもありがとうございました!」