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第14話

今回もギャグがほとんどないです。しかもまた悲しい話になってます。更に文章も会話文がかなり長くなってます。あれぇー!?何ででしょうか!?

諒「それはあんたの文才がないからだ。」

作者「あ、納得!」


まぁこんな感じですがそれでもよければどうぞ!

時は少し遡り、諒華達が入学する前の3月に戻る。

~弓道場~

弓道場の前には2人の少女がいた。1人は袴に着替え、もう1人は制服の姿だった。

?「どうしましょう、先輩…。今年入部する人がいなければ…、今年は先輩と私だけだ…。」

?「そうね。先輩も引退して私の代で1人、柊の代で1人しかいない。正直廃部になってもおかしくないわ。」

?「私は嫌です!無くしたくないです!」

柊は涙目になりながら先輩に訴える。

?「そうは言ってもこの学校では女子の中でも人気があまりない部だし…。」

柊「先輩は誰かに声をかけましたか?」

?「かけたわ。だけど今さら弓道入っても…、って人が全員でね…。あなたは?」

柊「私も駄目でした…。ああっ!」

?「何、どうしたの?」

柊「先輩、忘れてました!私の妹が今年入学してくるんです!」

?「本当!?」

柊「はい!私が頼めば入ってほしいとお願いすれば入ってくれます!」

?「だけど、無理矢理入れるのはあまり出来ないなぁ…。」

柊「大丈夫です!私に任せてください!弓道の魅力をちゃんと言いますから!」

?「なら任せるわ、瑞希。」


*********** ~諒華の部屋~

諒華は思いっきり泣いた後、風呂に入っていた。 あの話を聞いた後だからなのか、ボーっとすることが多く、いつもより長く入っていた。風呂から上がり髪を乾かしていると一通のメールが届いた。

諒「ん、誰からだ?瑞希?えーと、だれだっけ?内容は何々?《明日の放課後弓道場に来てほしいなぁ、お姉ちゃんのオ・ネ・ガ・イ!》あぁ~そういやぁ、姉貴がいるって言ってたな。とりあえず、明日は弓道場よってみるか。あれ、まだ下に文がある。《追伸諒華ちゃんの友達もたくさん連れてきてほしいなぁ~そしたらイッパイなでなでしてあげるから!諒華ちゃんが大好きな瑞希より》………、寝るか。」

諒華はメールを見終わるとメールを消し、すぐに寝た。



~次の日の放課後~

諒「ゴメンね、今日は付き合わせちゃって。」

薫「私は興味があったから別にいいよ。」

恋「諒華さん、今日はお誘い頂きありがとうございます。」

蓮「私も興味があったから、ちょうどよかったわ。」

愛「私は蓮華姉様が行くと言ったから…。」

諒華が昨日の夜から連絡をかけたところ集まったのは、薫、恋、蓮華、愛華の4人だった。

諒「もう少しで着くわね…、あれ誰かこっちに向かってきてる?」

?「諒ちゃ~ん!」


諒ちゃんと呼んだ少女は諒華に向かって飛び込んできた。

瑞「諒ちゃん!諒ちゃん!諒ちゃ~ん!やっと会えたね!あなたの大好きな瑞希お姉ちゃんだよぉ~!」

いきなり飛び込んできた瑞希を受け止める事が出来なかった諒華は共に倒れる。瑞希は諒華を抱きしめると頬擦りをし、甘える。この姿に、皆は唖然としていた。

諒「や、やめてよ!姉さん!」

瑞「!?」

瑞希は何かに驚くと立ち上がった。

瑞「ゴメンなさい。最愛の妹に会えて、ついテンションが上がってしまったわ。改めまして自己紹介を、私は柊瑞希ひいらぎみずき、諒華の姉よ。」

蓮「あなたが2連続1位という2冠を果たしてる瑞希先輩ですか!?」

瑞「まぁ、たまたまなんだけどね。あなた達に来てもらったのはお願いがあって来てもらったの。詳しくは弓道場にいる葵湊あおいみなと先輩から話を聞いてほしいわ。私は諒ちゃんとちょっと話をしたいから皆は先に行っておいて。」

そう言うと諒華以外の皆は弓道場に向かった。

瑞「ここで話すのもアレだから私の部屋に来て。 」


*********** ~瑞希の部屋~

瑞「さて、単刀直入に聞くわ、あなたは誰?」

瑞希は部屋の鍵を閉め諒華の方を向くと真面目な顔を言った。

諒「え?私は諒…、」

瑞「私は騙されないわ、あなたは諒華だけど諒華じゃない。私が飛びこんだ際あなたは嫌がった。いつもなら喜んでいたのに。」

諒「それは、流石に人前ではやめてほしいから…、」

瑞「あなたは人前でも平気でいたわ。もう1つあってね、これが決め手だわ。あなたは私の事を姉さんって言った。あなたは私の事は《瑞ねぇ》って言ってたはずだわ!」

諒「…。」

瑞「もう1度聞くわ、あなたは誰?」

諒「実は…。」

諒華は今までに起きたことを全てを瑞希に話した。話を聞き終わると諒華は疑問に思っていた事を聞いた。

諒「あの、どうして別人だって分かったんですか?」

瑞「私も記憶が消されていたけど、今全て思い出したわ。」

瑞希は悲しそうな顔をしながら理由を話し始めた。

瑞「諒華は実際にいたの。歳も今あなたと全く同じでね私達3姉妹は仲良く過ごしていたわ。だけど、私が高1の1月だった。諒華が交通事故にあったの。私達は病院に急いだわ、だけどその頃にはもう息をひきとっていた…。後で聞いた話だけどね、諒華が買い物から帰っていた時に幼稚園ぐらいの子が横断歩道が赤信号だったのに、渡ろうとしてたらしいの。その時に車がスピードを飛ばしてた車がいてね、このままじゃひかれると思った諒華がね、飛び出し、その子を突き飛ばしたの。だけど代わりに諒華がひかれたわ。諒華はすぐに救急車で運ばれたわ、救急車で運ばれてる間、最後に言った言葉が『あの子は無事?』らしくてね、大丈夫だよって聞くと笑顔になったらしいの。その言葉を最後に何も言わなくなってその後病院で急いで手術したんだけど手遅れだった。」

言い終わると瑞希は泣いていた。それでも話を続けた。

瑞「悲しかったわ、最愛の妹が、亡くなったんですもの。その日から柊家は変わったわ、父さんや母さんは数日後に事故にあって意識不明の重体、私は笑う事が出来なくなって、明は話すことが出来なくなった。辛かった、諒華が死んで両親が意識不明、明は話すことが出来なくなったんだから。それでも私は毎日神社にお参りに行ったわ、父さんや母さんの意識を取り戻してください、明を話せるようにしてください、そして諒華を生き返らせてくださいってね。そして3月になったら急に諒華が死んだ記憶が無くなって諒華がいたの。諒華がいたいつもの生活に戻ったの。それが当たり前のようになっていた…。あなたが諒華じゃないと分かった時、あなたには本当に悪いけど正直な話ショックだった。」

諒「瑞希さん…。」

瑞「長くてごめんなさい、私の話はこれでおしまい。だけどね、私はあなたに『ごめんなさい…。』え?」

瑞希が言い終わる前に諒華は瑞希に謝った。

諒「ごめんなさい…。俺が転生したから瑞希さんにもう1度諒華さんの死を思い出させてしまって。本当にごめんなさい…。俺が素直に死を受け入れ死んでいれば瑞希さんにもう1度辛い過去を蘇らせる事はなかった…、今からでも薫に言って本物の諒華さんを『そんな事言わないで!』」

瑞希は泣いていた。目を真っ赤にさせながら。

瑞「あなたが諒華じゃないのは確かに悲しいわ!アナタが諒華じゃないと分かった時、全てを思い出し、再び諒華の死を思い出したんだから!だけどあなたがこなければ私は笑顔を取り戻す事が出来なかった!明は話す事が出来ないままだった!父さんや母さんだって意識不明のままだった!元に戻る事が出来たのもあなたが来たからなのよ!だからそんな悲しい事を言わないで!」

諒「瑞希さん…。ごめん…。」

瑞「さっきは言えなかったけどね、あなたに会えて本当によかったと思ってるの。あなたが諒華じゃなくても、あなたのおかげで元に戻る事が出来たのだから。だからあなたは諒華の代わりに諒華として生きてほしいな。」

瑞希は抱きしめるのをやめると諒華の顔を真っ直ぐ見つめ言った。

諒「分かりました、諒華さんの分まで精一杯生きます。諒華さんにはなりきれないかもしれないけど頑張ってなりきります。」

瑞希は首を横に振った。

瑞「あなたはあなたなんだから、なりきらなくてもいいの。だけど…、ちょっとお願いあるんだけど…。」

諒「何ですか?」

瑞「私の事を瑞ねぇって『勘弁してください!』え~…。」

瑞希は恥ずかしながら言ったが、諒華に即答された。

諒「恥ずかしいです!」

瑞希は泣き真似をしながら上目遣いで言った。

瑞「言ってくれないの…?」

諒華はその上目遣いにやられた。

諒「(それは反則だって!)分かりました…、せめて慣れてからにしてください。それまでは姉さんにさせてください。」

瑞「分かった、だけど、一回だけでいいから瑞ねぇって呼んで!」

諒「………瑞ねぇ…。」

その言葉を聞いた瞬間瑞希は再び諒華を抱きしめ頬擦りをした。

瑞「諒華!諒華!諒華!諒華!諒華っ~!大~好き!」

諒「ちょっ!姉さんやめ!やめて!やめて!うわぁ!」

瑞希のラブラブタイムは10分間続いた。

瑞「いやぁ~、ゴメンね。久々にやったからつい嬉しくて長くなっちゃった。」

その言葉を聞いて瑞希が諒華とこういう事を出来なくて寂しかった事を諒華は思った。

諒「あ…。たまにならやってもいい…。」

瑞「でもあなたは嫌なのでしょ?」

諒「これで寂しさを紛らわせる事が出来るのなら、別にいいです。後、一応俺も男だからこんな美人に抱き締められてあんなに異常でなければ嬉しいです。」

瑞「あ…(照)」

瑞希は諒華が元は男だったのを思い出すと顔を今まで以上に赤くした。

瑞「ねぇ、あなたは諒だったわよね?男の状態に戻ってくれない?」

諒華はネックレスとブレスレットを外した。

諒「え~と、改めまして篠崎諒です。姉さんいったいどうしたんですか?」

瑞「男のあなたの姿も確認したくてね。カッコいいじゃない。」

諒「はぁ…。お世辞どうもです。」

瑞「いや、真面目にカッコいいと思う。」

諒「…(照)」

瑞「(何この子。照れた顔可愛い…。)」

瑞希は諒の照れてる姿を見てそんな事を思った。

諒「あの~もしもし?」

瑞「ごめんなさいね。ちょっと考え事をしてたわ。あと、諒の時は敬語じゃなくていいわ。その方が楽でしょ?」

諒「正直助かる。」

瑞「やっぱり。そうそう、そう言えばあなたは弓道に興味ある?」

諒「あるもなにも弓道部部長だったし、弓道部に入るつもりだった。」

瑞「よかった~!入ってくれるのね!ちょっと不安だったのよ!」

諒「心配しなくてもよかったのに。それより弓道場行かなくていいのか?」

瑞「あぁ!マズイ!諒急いで行くわよ!」

瑞希は急いで部屋を出ようとするので諒は急いでブレスレットとネックレスをつけた。

諒「ま、待ってよ!姉さん!」

すると瑞希は止まり諒華に近づき頬にキスした。

瑞「これはお礼!早く行かないと先輩に怒られるから急いでね!」

諒華は一瞬頭の中が真っ白になった。

諒「いったい何が…。って姉さん先に行っちゃってるし!待ってよ~!」

その後弓道場に着いた2人は瑞希は湊から、諒華は薫、恋、蓮華からこんなに遅くまで何があったのか詳しく聞かれた。(適当に誤魔化した。)

本文が長くて分かりづらいかもしれないので時系列でまとめてみました。(うまくまとめれてる自信はありませんが)


瑞希が高1の時、諒華が交通事故により亡くなる。

その事により柊家が変化。両親は数日後に事故にあい意識不明、瑞希は笑うことが出来ない、明は話すことが出来ない。その時から瑞希は神社に通う。

諒華が亡くなった年の3月、諒華(篠崎諒)が転生する。転生と同時に諒華が死んだ記憶が無くなり家族は元に戻る。

記憶を無くした3月、瑞希は諒華が死んだ記憶がないため、諒華を弓道部に入部させようとする。

瑞希は諒華と会うが言動や態度で以前の諒華ではないと分かる。


と言った感じです。もう少し詳しく書くと1月の冬休み中に諒華が事故にあいました。その時に瑞希は実家に帰ってました。学校の方針で長期休暇の時は自宅に帰宅させる方針からです。ですが諒華が死んでしまったことから立ち直れず冬休みの期間では無理でした。冬休みが終わって寮生活が再開以降も瑞希は立ち直る事が出来ませんでした。その時から笑顔になることが出来ませんでした。

3月の春休みになり瑞希は1度帰宅しましたがやはり立ち直れませんでした。新学期が始まると言うことで早く戻らないといけなかった瑞希は早く戻りました。戻って数日後に諒華が転生したため、瑞希は弓道場前で会うまで一切会ってません。


これが追加です。これを書いておかないと疑問に思う事が出てくると思うので書きました。多分まだ疑問に思うことがたくさんあると思います。原因としては私の文才がまだまだだからです。このようになったことを反省しています。出来る限り分かりやすく出来るよう精進します。



感想・アドバイスお待ちしてます。批判などはやめてください。

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