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「いい? 宇宙服を置いた女狐も、もちろん宇宙服を着てるはずでしょう?」


「そらそうやけど」


「宇宙服を二つ持ってたんだ」


「そ、そか!」


「でね。この宇宙服って、宇宙船の中で初めてお目にかかりましたよね? それを二つ持ってるって、あらかじめツチノコに用意されたものに決まってますよ」


 もういいかな? そろそろ理解せよ!


「な、なるほど!」


 ああ、喉渇きまくり。


 でも、彩文の様子がおかしいような?


「ん? 何ですか? その目?」


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