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「で、でも、仮死状態になるんでっせ?」


 おい彩文の阿呆。せっかくのご厚意に対して、何言ってるんだ!


「無論そうですが? ああ、ひょっとしてご存じない?」


 この相手の言葉には


「何をでっか?」


 確かに彩文の言うとおり……何を、だ?


「では、こちらに来てください」


 冷静なだけに怖い。


 言われたとおり、素直に相手に近づいた彩文。


「これでええでっか?」


「はい。では、失礼して」


 なな? 頭、叩くつもりか?

 こらまた、えらく堂々と!


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