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「では、静かに押さえて」


 だが、予想外! 嘘! ありえんし!

 パンダモの馬鹿、何を血迷ったのか、それとも本能のなせる業なのか、いきなり


「ウーワンワン!」


 これには思わず、私も


「まさしく、口だけの者か!」


 ほらあ、プロレスラー、起きちゃったじゃないか!


「ふわあー……ん?」


「パ、パンダモさん。吠える暇あったら、早よ右手を押さえて!」


「ワン、ワン、ワオー!」


 さすがにキレタ彩文


「早よせえ、言うてるやろ? このワン公!」


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