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 早速、ワンちゃんのもとへ向かった私たち二人だったが


「あのう……」


 あらま、名前を忘れた。これに隣の彩文が


「えっとお……」


 おまえもかい!

 これに、ワンちゃんのくせして


「二人して何事だ?」


 え、偉そうだ。早速ムカつく。

 ん? お、彩文、思い出したか?


「あのでんな、パンダはん」


「パンダモである!」


「あ、すんまへん。で、地球に戻りまへんか?」


「何をしに、私が地球へ?」


 そうだった。宇宙人のこいつには意味がなかったし。


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