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「じゃあ、こっちは?」


「ベンちゃんには、外壁にある配電盤の線を外してもらいます。じゃないと、防犯ベルが鳴って中へ入れませんから」


「そ、それって、ドーベルマンやばくね?」


「だから、イガちゃんが事を終えてからです」


 うーん、こらどう見ても


「オッサンが一番楽してるやないか!」


「えっ? それは絶対にないですって! 心外ですなあ、これでもプロですから」


 ここで、おもいっくそ顔を見合わせた二人なのだ。


「こらアカンわ」


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