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16 おしまい

 ん? だが? 


「三十? 鬼? ざ、ざけんなよ!」


「その先も読んでみ!」


 なになに?


「受付のBさんの証言? 『名前は、おてあらいでしたよ。そそ、便所ね、便所! それが六才もサバ読む、これまたふてえ女でしてね……』


 ビリビリビリ……


「でもな、ミドリ。おかげで捕まらずに済んだやんか! 今頃、おてあらい・みみどりって、訳わからん女を捜してるぞ」


「ああ、阿呆二人に救われたわい。それに」

 で、ニヤリ


「金も手付かずのままだしな!」


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