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15

 そして翌朝


「おはようさん!」

 ん?


「おい悪魔? 何を難しい顔して新聞見てんだ? 似合わんぞ」


「お、ミドリか。な、こっち来てみ!」


「何だ?」


「ほらここ!」


 三面記事……おお?


「昨日の爆破か! こらまたデッカク載せやがって!」


「でな、その下、読んでみ!」


 なになに?


「従業員Aさんの証言? 『その客の名前は耳鳥といって三十くらいの女で、いきなり鬼のような顔して爆弾を投げてきて……』」


「アッハッハ! 阿呆で助かったわ!」


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