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 もう走りに走って、ようやく切り株に座ってるのだ。


「おい悪魔! こんな時だけ胸元に入ってくんな! 自分の足で走らんかい!」


「だってオレら一心同体じゃね?」


「まったく都合のいい……お、おい? 何か近づいてきてるぞ! さっきのデカサイか!」


 だが、そいつって


「なあんだ、二足歩行のウリ坊じゃねえか! ビックリさせやがる!」


「ミドリよ。何か画用紙に書いてるぞ?」


 こらまた器用な? どれどれ?


『手紙読んだんですね?』ってか。


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