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 ここで胸元の悪魔が、銃口を相手に向け


「なあ、オッサンて? ピストルって、こいつの事かいな?」


「ゲッ? い、いつのまに? って、おまえ誰やねん?」


「オレ様は上級悪魔のミカエル様だ。おい、オッサン。悪魔にぶっそうなもんを持たせて、タダで済むと思うなよ!」


 この睨みや凄みに、顔面蒼白になったオッサン。いきなり、警察連中に向かって走り出し


「た、た、助けてくれ! あ、あ、悪魔がピストルを!」


「あ、あのう、もしもし?」


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