331/432
わたし御手洗碧、このたび刑事とデートすることになりました☆ 1
「揺れるブランコ、体中感じて」
一人で過ごす、相変わらずの公園内。
これに胸元から
「ザードか? いいじゃん! 普通そこは、定番の白いブランコなんだがな」
「何それ?」
「知らんか? ビリーバンバン」
「エクササイズのオッサンか?」
「そら、どう考えてもビリー軍曹やな」
「お! そうやわ。悪魔のくせによう知ってるなあ」
「上級悪魔はな、音楽も嗜むもんだぜ」
話に花が咲いてる時。
ん?
「おい悪魔。何か全速力で近づいてきてるぞ?」
*引用 ZARD「揺れる想い」