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「はい。これでも年女です」
「では、碧さん。貴方は今から星の住人になります。お好きな星を仰ってください」
初対面の時から名前で呼ぶヤツは、信用に値しない――モットーです。
「好きな星、ですか?」
最初に思い浮かんだ名前を口にした私
「シリウスです」
だが相手は
「あ、やっぱり! 地上からは、最も明るく見えますからね」
「そうなんですか」
知らなかった。単に語呂的に気に入ってただけ。
「しかし一番人気ゆえ、満員なのです」
「はい。これでも年女です」
「では、碧さん。貴方は今から星の住人になります。お好きな星を仰ってください」
初対面の時から名前で呼ぶヤツは、信用に値しない――モットーです。
「好きな星、ですか?」
最初に思い浮かんだ名前を口にした私
「シリウスです」
だが相手は
「あ、やっぱり! 地上からは、最も明るく見えますからね」
「そうなんですか」
知らなかった。単に語呂的に気に入ってただけ。
「しかし一番人気ゆえ、満員なのです」
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