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 そして翌朝、それもかなりの早い時間だった。 

 突然『ジャスタウェイ』全体に響き渡った、絹を目一杯裂くような声


 これに目を覚ました悪魔、首の辺りをボリボリ掻きながら


「おろ? ミドリ、おまえさん寝てないのか?」


「だってな、あの死体が目に焼きついて眠れないんだ」


「死体ちゃうって。背泳ぎ中やって。実際に、ちゃんと生きてたやんか」


「うーん。でもな、背泳ぎ中に目があったら、『あら、こんにちは!』くらい言うだろ? 普通」


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