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37 おしまい

 ものすごく酷い捨て台詞を吐き残し、どっかへ飛んで去っていった二十人格天使。


「それにしても、ボロクソに言いやがってからに。天使界も荒れすぎてね?」


 これに悪魔も


「まあ、不景気だからなあ。しかしこの悪魔のオレ様ですら、腰が抜けたわい」


「ホント」


「で、ミドリ。どうすんだい?」


「どうするって言われてもなあ」


 そうねえ


「もう天使なんて、こっちから願い下げだわい!」


 で、結局手ぶらのまま星に戻ってきた私だったのだ。


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