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「へえ。王子をこき使う気なんだな? 即刻ギロチンにかけるぞ!」


「そ、そんな殺生な」


「じゃあ、諦めるんだな」

 

 それよりも、赤い鍵のヒントが先だ。


「でも、その代わりに貴重な巻物が手に入ります」


「んなもん、要らん」


「それを売ると一万ペロリにもなりますが」


 お、話が変わった。


「おお! 早よ言わんかい!」


「では、届けてくれますんですか?」


 うーん。


「ちょっとだけ待っとれ! タンコブ!」


「お、王子。ベタすぎでっしゃろ?」


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