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 じゃあ今度は、そこのおまえさんだ。


「おい、おまえ!」


 だがその兵士、鉄仮面のごとく無表情のまま


「ミドリッ王子。冒険が嫌になった時は『勘弁してちょ!』って叫ぶのですよ」


「そこは普通、参ったとかギブとかじゃね?」


 あたたた、つい語りかけてしまった。


「ミドリッ王子。冒険が嫌になった時は『勘弁してちょ!』って叫ぶのですよ」


 わ、わかったって! んもう、どいつもこいつも無味乾燥な。 

 ほな、屋上にでもあがるとすっかな。


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