二百字掌編シリーズ 『御手洗碧 すでに死人ですが何か？』

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「な、何と言葉遣いが荒いんだ！　これも、甘やかしすぎた世の責任だな。それもこれも、続けて四人の男の子が産まれ、今度こそはと思ったおまえが、またもや男の子で。それで、どうしても娘が欲しかった世は……」

　何だ何だ？　こいつって、阿呆か？

「なな？　言い訳はもういいから、早く金を拾いに行かせておくれでないかい？」

「い、言い訳て。な、ならば早速、城下町で身支度をするがよかろうぞ」

「わかた！」

　では、早速そうしましょ。