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 ……キレた。もう、ホントにキレた。頭部の毛細血管が五本くらいキレた。

 気づいた時には、団子虫を相手の口の中に押し込んでいた。


「ぐ、ぐ……し、汁が喉に」


「飲め、こら! もっと飲まんかい!」


「御手洗はん! そいつが死んだら、戻れなくなりまっせ!」 


 おっと、いけねえ。こりゃ、やりすぎたわい。


「フン。命拾いしたな、このえろツチノコ!」


「ハアハア、オエッ! 何とも、荒っぽい女だこて!」


 ほっとけ! 塵にしようとしたくせ。


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