二百字掌編シリーズ 『御手洗碧 すでに死人ですが何か？』

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「はい、全員塵にしました」

　早速、無線機を片手にしてる私なのだ。

「それはアルディさん、お疲れ様でした」

「いえいえ」

「何だか、声が違ってません？」

　ギクッ！

「あ、相手に反撃され、首を締め上げられたもので」

「そ、そうでしたか。では、早速向いますね」

　おい一匹で来いよ！　じゃあ、とっておきの猫なで声だ。

「ねえん。折り入ってお話ししたい事が……あなただけにい」

　あなたて。我ながら笑うわ。どの顔も一緒だろ？　ツチノコ。