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 この慌てように、思わず私は


「みたい? あんまりご存知ないんですね?」


「え? あ、ああ。実は、あまり……」

 だが、何故だかここでニヤリと歯茎まで見せてきた。


「と言いましょうか、今までの話は表側だけの話でして」


「表側? じゃあ、裏側もあるんですか?」


 至極当然の質問です。


「そそ。この星って、精神分裂症のきらいがありましてね。それで……」


「もう、これ以上は聞きたくもないですが?」


 ホントに、ここから離れたくなった。


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