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永遠を誓う夜

 胸の奥からあふれ出す思いを、もう抑えられなかった。

 頬に熱がのぼり、涙がにじみながら私は問いかける。


「……本当に、私なんかでいいのですか?」


 震える声が夜気に溶ける。


「日陰に咲くような私が……あなたの隣にいても、許されるのですか?」


 シャルルの瞳が、まるで燃えるように強く私を捉える。


「違う。君じゃなきゃ嫌なんだ」


 その言葉は断ち切るように鋭く、そして誰よりも優しい響きを帯びていた。


「ずっと……ずっと、君だけが欲しかった」


 胸が熱くなり、視界が滲む。


「……私も……」


 唇が震える。けれど、もう隠せない。


「私も、シャルルが好きです。許されるのなら……私は、あなたの隣を歩きたい」


 言い終えるや否や、彼は衝動に駆られたように私を抱き寄せた。

 強く、けれど震えるほど切実に。

 心臓の鼓動が重なり、息が詰まりそうになる。


 どちらからともなく、唇が触れ合った。

 はじめは恐る恐る――けれど、一度触れてしまえば、もう離れることなどできなかった。


 震えるほどの熱が流れ込み、息をするのも惜しいとばかりに、何度も、何度も深く口づけを重ねる。

 重なり合う鼓動が互いを急き立て、溶け合う吐息が夜の静寂を破る。


 抱き寄せる腕に力が籠もり、まるで永遠に離すまいと誓うかのようだった。

 私も同じように、彼の背にしがみつき、すべてを預ける。


 ――ああ、これが、私が欲していたもの。

 彼の温もりも、彼の切なげな呼吸も、そのすべてが愛しくて。


 幾度も口づけを交わしながら、ようやく私は確信した。

 私はもう、彼から離れられない。

 そして彼もまた、同じ想いを抱いているのだと。


 長い口づけを、ようやく名残惜しげに解いた。

 額を寄せ合いながら、互いの荒い呼吸が触れ合い、熱の残滓が揺れる。


「……夢みたいだ」


 囁いたシャルルの瞳には、涙がにじんでいた。

 その姿に胸が詰まり、私は震える声で答える。


「……私もです」


 そう告げながらも、抱きしめた腕をどうしても緩められなかった。

 もし離してしまえば、この瞬間が幻になってしまう気がしたから。


 彼は私の頬を撫で、少し迷うように視線を落とす。


「……もっと、触れてもいいだろうか」


 その声音は、強さと脆さをひとつにした祈りのようだった。

 胸が熱くなり、言葉は出てこない。けれど私は――ただ静かに、声もなく頷いた。


 次の瞬間、また唇が重なり合う。

 深く、確かめるように。

 二人の影は一つに溶け合い、夜の静寂の中で永遠を誓うように寄り添っていた。

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