~2話~
ほい、2話じゃよ^-^
とはいえ創多の家は研究所の隣にある、創多の家は廻理の知ってる30年前の家と変わらなかった。階建ての普通の一軒家というイメージが強い家でした。そして少し歩いただけで創多の家に到着しました。
(30年前と変わらないなら創多の両親がいるはず、挨拶しないと…の前にこの姿はマズいか…何か対策…)
廻理は心の中で30年前の姿のまま挨拶に行くことに抵抗が出始めた廻理だったが対策を考え付く前に家の中に案内されていく。案内された先はリビングで黒いソファーに腰掛け廻理は大きく息を吐いた。
「緊張してんのか?らしくねぇな。待ってろ、今飲み物頼むわ。おーい桜!お茶とコーヒー頼む」
「なぁ創多、桜さん?って誰?」
「俺の嫁」
と当たり前のように答える創多をまじまじと見つめる、そして改めて廻理は創多の今の姿を眺めました。頑固そうな顔に青い目が冷静さを醸し出していましたが暗めの金色の短髪が逆にどっかの獰猛な獣をイメージさせていました。体は背は少し高めで全体的に少し日焼けをしていて筋肉質となかなかに男前な姿なので廻理は創多に結婚相手がいてもおかしくないなと思いました。
しばらくすると一人の女性がお茶とコーヒーを乗せたお盆を持ってこちらにやってきました。腰まで伸びた黒髪がよく似合うおっとりした雰囲気を纏ってる美人さん、という言葉が似合う、、と廻理は思いつつこんな美人が創多の嫁さんなのか?と疑問を持っていると、桜と目が合いました。とても綺麗な黒い瞳に思わず見つめていると、ふと横から声がかかる。
「そんな眺めんなって、綺麗だろ?26で出会って30で結婚した。どうだ~羨ましいだろ~ん、ついでに子供もいるぞ。」
何ともない感じに創多は廻理に言いました。その話を横で聞いていた桜は廻理を紹介してほしいと創多に目で訴えました。それに気づいた創多が
「ん?ああ、こいつは廻理、30年前から来た俺の親友だな、いきなり消えたと思ったらこんな時代に来やがったからねぇ...面倒見る事にしたわ、廻理。」
「はい、自分言ノ葉廻理っていいます、よろしくお願いします。」
「廻理ちゃんね~私は桜っていうのよ~今日から廻理ちゃんのママになるからママって呼んでね~」
やたら嬉しそうに自己紹介する桜。一方廻理はママと呼ぶのにかなりの抵抗を覚えた。そして結果桜さんと呼ぶことに決めました。一通りの挨拶を済ませ廻理が使う部屋へ向かうために廻理と創多は二階へと階段を上る。そして部屋へ到着すると早速入ってみることに部屋は一人で使うには充分、少し広いかなと思うぐらいの広さにベッドと机、タンスが置いてあるだけでした。
これは快適だと内心喜んだ廻理はさっそくベッドへ、寝心地をしっかりと確かめた廻理は今までの疲れと緊張からか一気に眠気が来てしまい、抗えずにそのまま気絶するように眠りに落ちました。
最後まで読んでくださりありがとうございます!
今回姿の描写かな、入れてなかったんで表現はあれですが一応入れてみました。廻理は後々書きます。
余談ですが言ノ葉廻理は様々な言葉が廻り廻って誰かに正しく理解され伝わってほしいってノリで付けました!
今日はとりあえずここまで、それではまたいつか