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ゴブリンVSゴブリン

緑の化け物、そう奴らはゴブリン。純然たる悪の星に生まれた悪中の悪だ。


一方こちらのゴブリンは。


「ぬぉおおおおおおおおお!!!!!!!」


その怪力で木を引っこ抜き、ぶん回す。青い血が舞い散る。


「えぇええええええ!!!!!!!」


突如始まった仲間割れに、ヒトアは全くついていけていない。


「な、仲間じゃないのか?」

「ゴブリンは住んでる里によっで全然違う!!おではいいゴブリンだ!!あいつ悪いゴブリン!!」


奥からぬっと、ゴブルの倍はあろうかという体格のゴブリンが現れる。


「ボスのお出ましだど」


ゴブルは、その木を捨て、先ほどと同じ様に組み合う。


「ルグォオオオオオオアアアアア!!!!!!!」


相手の異常な程でかいゴブリンと競り合う......と思ったが、その手は握りつぶされ、戦意喪失し、人間で言うところのジャパニーズセイドゲザをする。


「これでこいつらは悪いことしないど」


先ほどよりもゴージャスな音と共に無機質な声が響く


『ゴブリンヘビーウォリアー個体名ゴブルは、ゴブリンタイタンを部下につけました。紐付きのゴブリンも移動されます。結果、進化先が選択可能です。』


ゴブルの脳内に、可能性のイメージの様なものが頭の中に浮かぶ。一つ目は、パワーを捨て、後方から指揮官として動く小さなゴブリン。二つ目は、ラガーマンの様な精悍な顔立ちで舞台を引き連れる今と大きさは同じだが、少し締まったゴブリン。三つ目は、人間の噂通りの醜悪な体と顔つき、野蛮な服を着た人間を攫うゴブリンの頭領。


ゴブルのカッコいいのイメージは前線で戦う英雄の様なものであった。そして、ピンチの姫を颯爽と救う。ニヤニヤしながら、それを頭の中に思い浮かべる。



さて、これでゴブルは自分でしっかり思考できる様になるだろう。お役御免ってやつだな。あとは君が、彼らを見守ってやってくれ。またいつか何処かで。さらばだ!!



あだまが......やげるようにいだいど。ヒトアとぶかがおでをみまもっでくれでる。うっ......。


ここは......?白い空間、目の前には生気を感じられない人間がいる。


『あな......救......命......』


こいつは何を言ってやがるんだ?そんな白昼夢を見た後、俺は現実世界へと帰ってきた。


『アウアウ、トウリョーダイジョブガ?』


「あぁ、無事進化が終わった様だ。うむ、まだ理想には程遠いが、人間に見えないこともないだろう?」


「いや、それだけは無いよゴブル。人間にはそんな鋭い牙も尖った耳も凶悪な目の奴もいないから。」


「そうか......?まぁ、まだまだこれからってやつだよな!!」


ヒトアの背中をバンバンと叩いた後、俺は部下達の元へと行く、説明し難いんだが簡単に言うと何か繋がりみたいなものを感じるんだよな。これから行くところはとても気分がいいところではなさそうだ。


嫌な予感と共に俺たちは、ゴブリンの里へ俺たちは足を踏み入れた。

50pv記念に贅沢な二話更新ダァ!!さて、ここから彼らの冒険が始まります。いや、オープニング長すぎやろって?まぁまぁ、そう言いなさんな。


気に入ったらブックマーク評価コメントお願いします。失踪する確率がとーっても下がります。良かったらみなさんでこの作品を育ててやってくだせぇ......。

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