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ゴブリンVS黒龍

俺が殴るのが早いか、相手が撃つのが早いか。


目の前には眩いばかりの光が見える。俺は死を覚悟で身体を強化しアッパーを放った。ドラゴンの口から光が消え、そいつは地面に轟音とともに倒れこんだ。


俺も地面に力なく落ち、誰にも知られずに死んでいくのだな、と思った。


回復魔法もMPが尽きた今撃つことができない。


『無事武の試練を達成しました。デーモンウォーリアー個体名ゴブルのしんかが行われます』


意識が途切れる前に無機質なその声が聞こえた。


真っ暗い世界の中で武という赤い光がぽうっと灯る。そして俺の体にその光が結び付けられ力が漲るのを感じる。


そして、次に白い世界に送られる。


「見事でした。あと試練は二つ。滅びが訪れる前にそこに辿り着くのです。貴方の戦いは長いものになる。しかし、貴方にこの世界の未来は託されたのです」


激しい光と共に元の世界に戻ると、あの黒いドラゴンが立ち上がっていた。あれ程の危機を感じたのに、今は大してそうは思わない。


手を黒いドラゴンに向けると、地面に体をつけ降伏の姿勢をとる。


その角を撫でてから意思の疎通を図る。


「お前はどこから来たんだ?」


「私は太古の時代に罪を犯した神だ。場所は分からぬ。世界の半分を焼け野原にした所その時代の神々に取り押さえられた。半分は殺したが、暗い空間に数えるのをやめる程に閉じ込められた。気が付くと主人と戦わされていた」


地の底から響くような低い声でこちらに経緯を語った。


「私の名は黒龍神。かつては夜を司る神だった」


との事だ。まぁ、とりあえずやってもらう事も無いし距離も近いし一緒にコロニーに帰る事にした。


街を見回るとゴブリン達は泡を吹いて倒れデーモン達は安らかに気絶、デーモンソルジャー達は腰が抜けて立てないようだった。


「どうしたんだ?」


と、話しかける事が可能だったデーモンソルジャーの一人に話しかけると、落ち着くまでに時間がかかったが、気がつかないうちに増えていたスキルの威圧で倒れてしまったと。


急いでオフにし黒龍神には、怖くない形態とお願いすると、黒髪の幼女の姿になった。小さい角が生えたその可愛らしい姿につい撫でてしまう。


えへへーと笑いながら撫でられているので、時間を忘れて撫でていると、回復したゴブリンソルジャーが参謀室でもあるデーモンソルジャーの部屋に入ってくる。


「南の森にて閣下と黒龍の戦闘を確認、圧倒的な殺気で気絶しておりましたが気を取り戻したので報告に戻りました」


と、ハキハキと話している。幼女と戯れている俺の姿を見てゴブリンの目黒目は勢いよく上を向き、倒れた。

あぁ。生物としての格差が大きくなりすぎたようだ。


で、今回はどうなったのかな?やっぱりデーモンヘビーウォーリアーになったのかね。


鏡で姿を見ると、身長は百九十程にまとまり、その肌は光を飲み込むように黒い。顔だちは彫りが深く濃いめのイケメンといった感じか。


体は筋骨隆々といった感じで、無数の血管が脈を打つ。総評で言えば異常なほどに鍛え上げられたイケメン俳優といった感じか。


鋭い爪などは無く、羽も無いがステータスで確認すると固有防具と名のついた装備品で固められていた。そこで気がついたが種族名がルガフォンでは出ないものになっていた。


悪魔神の黒鎧みたいな感じで全部悪魔神とついている。

多分悪魔神になったのだろう。


全てのステータスを五億分の一ぐらいにしてようやくゴブリンソルジャーが正気を保てるようになったので、これで演説をまた行う事にした。




あぁ、連勤が終わりを迎えようとしている。久しぶりにゆっくり眠れた。疲れは流石に取れて無いですが。

そして資格試験が残る二十日という事もあり、電車内は集中できなくて勉強しないので勤務の日のみの更新にはなりますがご了承ください。

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