ゴブリン旅に出る
いやぁぁぁぁぁあああああお久しぶりですぅううう。前作仕上げないの?って?残念もう記憶にございませんって奴だ!!私は記憶力が鶏レベル!!故にすべての小説の記憶が無いからうわ面白いなこれって思いながら読むことができる!!素敵!!
まぁ、そんな話は置いといて。新作ですお納めください。
ゴブリン。人でも、獣でもない。故にモンスターと呼ばれるのだが、それはモンスターという括りの中でも異常。
普通モンスターは野山から降りないが、奴らは頭がいい。平気で降りてきて、数人で囲み人間を拉致する。そうして拉致された後は......考えたくもない。
彼らはそうして繁殖し、街を乗っ取り、気がつけばそこは阿鼻叫喚の地獄、その様相は人間が生態系の頂点に存在しない事を知らしめる。しかしそんなゴブリン達も食べるものがなくなれば同族同士で喰らいあう。故に人々はゴブリンを醜いものの象徴としている。
「と、まぁ人間様のゴミ捨て場からかっぱらった教科書を読むにこんな具合だ。おい聞いてるのかゴブル。お前が読めって言ったから呼んでやったんだぞ。」
鬱蒼と茂った深い森の奥深く、大きな体をしたゴブルと呼ばれた緑の皮膚をしたマヌケ面の男はよだれを垂らしながらニチャアッと笑う。
「ありがとなゴブラにいちゃん、おででも頑張っであの姫さん嫁さんにする!!」
ため息をつきながら切り株に座っているスレンダーなこちらも緑の皮膚をした美少年は眼鏡をクイッとあげ長い髪をかきあげてから真剣な表情で醜悪な男に話しかける。
「いいか、人間とゴブリンは敵対関係だ。俺たちは決して交わることはないんだ。頭の残念な同族どものせいでな。だから、あの姫さんは絶対にお前に振り向かないし、お前性格はゴブ一族一良いが鏡見たことあるか?どう見てもただのゴブリンだぞ。」
その表情は物憂げで、人を惹きつけるなんとも言えない魅力があった。が、アホそうな顔をした男は無神経に。
「いんにゃ、おでにいちゃんよりもっどもっと進化して、いげめんになれば振り向いてくれるはずだ!!ありがどな兄ちゃんおでづよくなっでがえっでくる!!」
とだけ言い残しドスドスと赤く錆びついた鉈だけを腰蓑に引っさげ茂みへ走っていった。
「やれやれ、あいつはそう言うと思ってたよ。」
「だな」
そう言って茂みの中から、深く皺の刻まれたこれも緑の皮膚の禿げ上がった男が出てきた。
「だが、彼奴はやる時はやる男だ。もしかするともしかするかも知れん。」
そうして、爺と美少年は遠い目で踏み荒らされた茂みを見た。
どうでしたか?面白かったよ!!って方は是非評価コメントお願いします!!いっぱいの人が読んでくれていると賢者タイムに入らないので失踪率がぐんと下がります!!あわよくば評価とかコメントしてくれると更にガクンと下がります!!これから資格の勉強しないとなのに私は何してるんだろうね!!また次話で会おう!!