強敵と最強スキル
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奥に進んで行くと随分黒い霧が濃くなる。
10分くらい歩くと、さっきみたいな少し大きな空間が広がっていた。そこには、黒い息を吐くクラウンスネークがいた。
こいつは確か準SSランクの魔物で牙に神経毒を持つ…俺らでは勝てるかどうかも危ういな…
でも!
「行くよ!!」
とのシリカの掛け声で攻撃が始まる。
さっきのバージョン2で黒い魔物の倒し方は分かっている。だから、さっきと同じようにすれば!そう思った…だが…
「「シャイニングシャワー!!」」
俺とテルルが光属性の魔法を放った。だが、綺麗にかわれさ、口からダークボールを出して攻撃して来た。
かっはっ………ッ!!
ドゴォォォン!!
テルルにダークボールが当たり、吐血すると同時に20m吹き飛ばされ、壁に当たる。
俺はすぐにテルルに『メガヒール』をかけようとしたが、クラウンスネークの尻尾の攻撃を躱すために詠唱を中断した。
カインとシリカがすぐさま攻撃し、注意を引きつけてるので、その間にテルルを回復させる。
……ッ?!ぐぁぁぁぁぁぁぁ!
叫び声の方に目をやると、カインがクラウンスネークに締めつけられて動きが取れなくなっていた。アンナとシャーロットも攻撃を与えているが注意を引きつけられない。
そして、邪魔だと言わんばかりにクラウンスネークがシャーロットにダークボールを放つがテルルが防御結界をはり、ダークボールをギリギリ防ぐことに成功した。
あ゛ぁぁぁぁぁぁぁ!
カインの身体には激痛が走る。ここまではカインが死んでしまうと思った俺はとっさにカインを助けようと、無意識でスキルを発動していく。そう、オリジナルスキルだった。
「ライトソード!!」
俺は地面を蹴り20m先のクラウンスネークに迫るが、クラウンスネークがそれに気づきダークボールを放つ、だが、それをライトソードで2つに切る。そして、体をねじりながら胴体を切り、丁度よく頭があったので、クラウンスネークの頭を蹴り、蹴ったスピードを利用し尻尾を滅茶苦茶に切っていく。そして、体を半回転させて地面を蹴り、首を落とした。
この過程が見えたものは近くにいるカインのみで、クラウンスネークは自分が死んでいることにも気付かずダークボールを放とうとするが首が落ちダークボールはそのまま消えた。
みんなが呆然して立ち尽くしていた。
なぜこんなスキルがあるのかと言うと
ーーーーーーーーー2日前ーーーーーーーーーーーー
「水晶玉触りに行こうぜ」
俺はシャーロットに誘われていた。
水晶玉に触ると、
表
HP 12970
MP 21597
力 198
魔力 654
運 167
スキル『戦闘時魔力が1000倍になる』『魔法創作』
『加護』『森羅万象』『ライトソード』
裏
レベル92
と書かれてあった。
『ライトソード』ってなんなんだ?
と、思いスキルの説明欄を見てみると、
ライトソード・・・オリジナルスキル。魔力よっ
て一撃の威力が比例。ただし
MP を最大時の半分消費。
などと言うふざけたスキルが発現していた。
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そして、今に至る。
俺は満面の可愛いスマイルと、小さな左手でグッジョブをして倒したことを報告しだが、MP切れで倒れた。慌てて、シリカが受け止める。
「なぁ…もしかして今の…ソラがやったのか?」
「はい、僕もあまり見えなかったんですが、ソラくんでした。」
どうやら、気になって聞いたシャーロットは勿論、シリカやアンナも俺の移動が速すぎて見えていなかったらしいが、近くにいたカインがかろうじて見えていたらしい。
そして、クラウンスネークのいた奥の部屋に真っ黒く光っている魔石があり、アンナが剣で壊した。
帰る道中、アンナの背中でソラが目覚め
「ん〜……?……ここ…どこ…?」
「ふふふ、目が覚めたね!おはよ!ここはポーク平原だよ!」
と、シリカに言われたが、また、寝た。だって、眠かったからしょうがないよね!
また、次に起きたのが俺とシリカのベッドの上だった。
聞いた話によると、このことをギルドマスターに報告した際、あとはSSランクのパーティーに一任するとのことだった。
また、明日開かれる会議には、 俺たちのパーティーをSランクパーティーの昇格するために推薦をするとギルドマスターに約束されたらしい。