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はじめての仲間と依頼

ギルド登録してから翌日の朝、俺はベッドから起き上がり、朝食を食べ、ギルドに行った。


ギルドに入ると…


ん?な、なんでだろう?この視線…怖いな…


耳を澄ませると、「あの子、4歳児なのに上級魔法使えるんだって?」「魔力がすごいらしいじゃん」などの声が聞こえた。


俺はなんかすごい恐怖を感じた。そして…


「ひっく…ひっく…」


え?やばい…精神のコントロールがきかない!?


「うえぇぇぇぇぇぇん!」


とうとう俺が泣き出して、その場に座り込んでしまった。…肉体の精神が反映されてるのか?


すると、10歳くらいの女の子が来て頭を撫でてくれた。


「よしよし!大丈夫かな??立てる?」


すると、もう1人15歳くらいの女の子が来て、


「おめぇら!小さい子いじめてんじゃねぇよ!しめ殺すぞ!オラァ!!」


その後、その子たちが俺をギルドの2階ある部屋に連れて行ってくれた。ギルドには2階、3階がパーティーの居住区になっているのだ。


そこには、もう2人人がいた。すると、最初に声をかけてくれた女の子が話しかけて来た。


「名前と何才か言えるかな?私はシリカ!9才だよ!よろしくね!」


「ソ、ソラだよ?4才だよ?こ、ここ…どこ??」


泣いたばかりなので、言葉がガタガタだな…


「ここはね、パーティールームって言うところだよ!」


さっきまで大きい声出していた女の子が言ってきた。

「よろしく!私はアンナで14才。んで、こっちの巨人がシャーロット15才で、最後にあっちのツインテールがテルル11才」


「よろしくね!って巨人じゃねぇんだよ!」


テルルの目が獲物を狩る目になり、俺に抱きついて来た。


「よろしく…もふもふ〜」


自己紹介が終わると、シリカとアンナ、シャーロット、テルルが話し始めた。何話してるんだろう?と不思議そうな顔してると、シリカが


「ソラくん、うちのパーティー『サファイア』に入らないかな?今のようなことがあっちゃ大変だからね!」


「うん!お姉様!」


「お姉様じゃなくて、お姉ちゃんでいいよ!」


「うん!分かった〜!」


と、言うことで俺はパーティに入った。


とりあえず、初心者と言うことで、ギルドカウンターでお姉ちゃんたちと説明聞く。俺のために噛み砕いて話してくれて分かりやすかった。そして、俺は昨日倒れて貰えなかった一番下のランクであるGランク証明書をもらった。


その後聞いた話にはお姉ちゃんたちはB、Cランク冒険者らしい。


その後、パーティーに入ると、パーティールームで生活することが分かり、お姉ちゃんたちと一緒に俺の家に行って、お父様とお母様に許可をとった。パーティールームに住むことを拒否されるのかと思ったが、俺の世話をするということを条件に許可されたのだ。


シリカたちは、俺が貴族だったことに驚いていたけど、普段どうり接してくれて嬉しかった。


パーティルームに戻ると、


「ソ〜ラ〜くんっ!うっわ〜もふもふだね!可愛い〜!」


とシリカが抱きついて来た。


俺がふと思い付いたようにシリカに言った。


「依頼やろう?」


「いいよ!でも、お昼食べてからね!」


「うん!」


そして、お昼食べてギルドの掲示板で8匹のゴブリン討伐の依頼の紙を剥がし、カウンターで受注した。ちなみに、お昼はミートソースのパスタだった。


場所はポーク平原…俺には分からないけど…でも、お姉ちゃんたちと行くんだったら大丈夫かな…


こっから徒歩で1時間で着くらしい。俺は30分ぐらい歩いたところで


「お姉ちゃん〜!おんぶ〜!」


「こっちきな!おんぶしてやるよ!」


シャーロットお姉ちゃんが俺のことをおんぶしてくれてた。


平原に着き、俺が背中から降りる。しばらく散歩していると、草に隠れていたゴブリンが集団で10匹ぐらい襲ってきた。俺を守るようにお姉ちゃんたちが陣形をとった。


シリカは短剣を使い、次々とゴブリンの首をはねる。


ギャッ!


「ウイングカッター…」


テルルは初級魔法である。そして、アンナとシャーロットは俺を守っている。


数十秒もしないうちに片付いた。実は俺らのパーティーは Cランクパーティーでそもそもゴブリンに魔物に負けるはずがないのだ。だが、その時、いきなり周辺が暗くなった。上空に目をやると、Aランクのドラゴンがいた。


「なっ?!嘘だろ…んなこと…」


グオァアーーー!!!と咆哮する。


「皆んな!急いで撤退!」


シリカが撤退宣言をした。だが、ドラゴンは逃してくれるわけなく、ドラゴン特有のブレスを放った。


アンナは俺を守るように覆いかぶさり、俺だけが無傷で、シャーロットとテルル、シリカは防御魔法でダメージを軽減してたのであまり大事にはなってなかった。だが、俺を守った、アンナは瀕死状態であり、とても危険な状態であった。テルルが一生懸命回復魔法を使ってる。


シャーロットはドラゴンと交戦している。シャーロットはドラゴンの爪の攻撃をかわす。かわした勢いで半回転して剣でドラゴンにダメージを与えていく。


シリカも短剣で攻撃を与えていくが全滅まで時間の問題だった。それを悟ったシリカは


「ソラ!私達が引きつけてるから、今のうちに逃げなさい!」


だが、俺は逃げなかった。俺は地球にいた時から仲間をやすやすと見捨てられなく、他人を犠牲にするなら自分を犠牲にした方がいいと思ってた。


今俺がやらなくて誰がやる?と心に問いかけ、魔法を構築する。


「アブソリュートゼロ!!」


水属性の上級魔法を放った俺は渾身の一撃とともにその場に倒れた。その後の記憶は無い……………




気がつくと、ギルド付属の医療室にいた。幸いなことに、誰も死んではいなかった。聞いた話によると俺の魔法でドラゴンが死んだが、俺たちは重体だったらしい。


奇跡的なことに、ゼクスと言うパーティーが偶然に通りかかって、俺たちを助けたらしい。



2日後、全員が回復して、シリカと俺はギルドに入った。入った瞬間に妙な視線を感じる。


「おい!あいつらがドラゴンを倒したらしいぞ」


「まじかよ…バケモンだな」


「ドラゴンの死体があったところには1kmのクレーターが空いてたらしいぞ」


「恐ろしいな…」


「あぁ…」


ギルド全体が生々しい雰囲気になる中、俺らはギルドカウンターに行くと


「お怪我は治りましたか?とゆうか、すごいですよ!CランクパーティーがAランクのドラゴンを倒すなんて!前代未聞です!」


と心配しているのか、喜んでいるのか…せめてどっちかにして欲しいものだ…


「と言っても、ソラが1人でやったんですよ!私たちは時間を稼ぐことが精一杯で…」


「ですが、すごいですよ!これにより、あなたたちのパーティーはBランクに昇格です!」


「ありがとう!」


お礼を言い、ドスッとゴブリンの首を置く。


「はい!おめでとうございます!依頼達成です!」


「ところで、私たちは誰に助けられたの?」


「あの、ゼクスと言うパーティーご存知ですか?」


「はい…確か、あのSランクパーティーですよね?その方々に…」


「はい。あと、実はその方々がドラゴンの討伐部位を持ってきて、俺たちは何もしてないから、報酬はあなたたちのパーティーのものにしてくださいと言われました。なので、ゴブリン討伐の依頼達成に加え、ドラゴン討伐達成したので、小金貨13枚と銅貨8枚です。」


この世界では、平民1人一食銅貨4枚で済むのだ。この額は何もしないで貴族みたいに5ヶ月ぐらい暮らせる額だ。


「こんなに貰えるんですか?ありがとうございます!」


「ございます!」


シリカが言ったので、慌てて俺も返した。


報酬を受け取り、俺とシリカがその場から立ち去ろうとすると、ギルドカウンターのお姉さんが「待ってください!」と言われた。


「あのですね…ドラゴン倒したのは本当にソラ様で間違いないでしょうか?」


「うん!そうだよ!」


と、俺が言うと


「お話があります。午後からギルドにいらしてください」


と言われ、午後にギルドマスターの部屋に案内された。

ついに、才能をパーティーの前で出したソラ!これからどうなるのやら…


シリカ 金髪ショートヘアーのしっかり者。少しおっぱいが大きい。いや、巨乳。身長125.6cm 体重 27.8 Dカップ


テルル 銀髪ショートヘアー。ボーッとしてる。身長は142.3 体重は37.6 Aかっぷ


シャーロット 赤髪のロングヘアー。男っぽい性格がある。身長は162 体重は43.1 Cカップ


アンナ 薄紫色のロングヘアー。怒らせると超怖い。身長は152.6 体重は42.1 Bカップ



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