ギルド登録に行く!
登場人物
お父様威厳のある人。筋肉があり、背が高い。銀髪の若干イケメン。
お母様大人しい性格。背は少し低めで銀髪。
お姉様12歳の女の子 ラインツリッヒの3番目。銀髪のロングストレートで小柄の女の子。ソラのことを可愛がっている。
俺4歳の男の子 銀髪で元気な小柄の男の子。
身長 92.8 体重14.5
ギルマス(グスタフ)中年のおっさん。冷静沈着な性格。黒髪のロングヘアー。
アリアに転生させられた俺は目を覚ますと…ベッドに寝ていた。
「うん、大丈夫だ。地球にいた頃の記憶は残ってる。よし!今までの記憶も大丈夫だ!」
今の俺は貴族のラインツリッヒ家に生まれた、5人兄弟の末っ子だった。お母様は優しい人で、お父様は、武術に秀でていた。また、セントブルクと言うこの国2番目に大きい街を統治していた。
すると、俺の専属メイドである人から声がかけられる。
「ソラ様、お目覚めでしょうか。お食事のお時間です。」
と、言われ食堂に向かう。すると、お母様やお父様、お兄様やお姉様が集まって食事をしていた。
「おはようございます!お父様、お母様!」
「ソラか、またお寝坊さんか?」
と、お父様に言われてみんなに笑われた。
俺がぷくーって頰を膨らませるとお姉様達に可愛い!と言われ、あとでほっぺをムニムニされた。
「そういえば、今日はソラが4歳になるからギルド登録に行くんだったな。」
「今日の9時から行きましょう。そうすれば、ギルド登録試験は12時くらいに終わるはずです。」
と言う会話をお父様とお母様がしていた。
実は、俺はお父様に凄く憧れを抱いていて、お父様みたいに強くなりたいって思って3才のとき、お父様に聞いたのだ。
「どうやったら強くなるの?」
「冒険者ギルドに行って頑張れば強くなれるぞ〜!」
と言っていた。
「じゃあ4才になったらギルドに入ってもいい?」
「分かった!約束する。」
と言うことなのだ。この世界では、ギルドの登録を年齢制限なく受けられるし、自由に活動していい決まりになっている。
1年前の約束覚えててくれたんだ!と思って嬉しくなった。
そして、家族総出でセントブルクのギルドへ訪問すると、酒を飲んでる冒険者や、会議をしている冒険者がいた。そして、事前にギルドマスターに知らせてたお父様は、ギルド登録カウンターのお姉さんが「少しお待ち下さい」と気を利かせて、ギルドマスターを連れてきてくれた。
「ようこそ、いらっしゃいました。今日は、ご家族揃ってどのような案件でございますか?」
「久しぶりだな、グスタフ。今日はソラのギルド登録にきた。」
「分かりました。ではこちらへどうぞ。」
ギルドマスターに案内されて、奥にある部屋に連れて行かれた。そこには、広い空間の真ん中にポツンと水晶玉が置いてあった。
「その水晶玉はソラ様の能力やスキルを計測するものであります。1分ほどで済むはずです。では、水晶玉に触って下さい。」
俺が水晶玉に触れると、水晶玉が光を発し、水晶玉の下のカードに能力やスキルなどを記載していく。1分が経ち、ステイタスカードを受け取る。
俺らは準備室に案内され、試験時間が1時間空くのでそれまで待つ。待ってる途中、ステイタスカードを見た。
HP 159
MP 1026
力 12
魔力 98
速さ 26
運 38
スキル 『戦闘時魔力が1000倍になる』『魔法創作』
能力値は年齢平均より少し上で、魔力だけがとても高かった。まぁ、優秀な方だろう。だが、スキルは『戦闘時魔力を1000倍になる』『魔法創作』と言うスキルがあり、アリアのことを思い出した。これが例のプレゼントだろう。
試験は1分でどれだけスライムを倒せるかと言う試験だ。プーと言う音と共に試験が始まった。俺の武器は魔法。魔法は接近戦に持ち込まれると、敵に畳み込まれてしまう。だが、敵から距離を取れば強い武器である。
1度に5匹のスライムが襲ってきた。
俺は初級魔法のファイヤーボールを思い浮かべる。
「ファイヤーボール!」
思ったより、上手くいって2匹がいなくなった。スキルのせいか?と言うことは…
地球の記憶を頼りに、魔法を構築していく。
「これならどうかな?メテオフレイム!」
これは、火属性の上級魔法で威力が半端なく、その場にいるスライムが全ていなくなる。その反動でMPが力尽きたのか俺が倒れた…それをお父様が受け止める…
これは、文句なしの合格。ギルド登録が終わり、家に帰ると、お父様とお母様に今後上級魔法クラスを使うことを禁止された。でも、明日から、依頼頑張ってこなそう!
さて!無事にギルド登録しましたね!これから、待ち受ける出会い、敵、楽しみにしててください!登場人物は上の方に記載しておきます。