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第6話 記憶の一片と現実


「そんな目で見るな、気色悪い!この異端児めが!」


ああ…またか…

また…蹴られるのか…


「ぐはっ…!」


ドゴッという鈍く重い音が響く。

まだ幼く軽い体は吹っ飛び、床に叩きつけられた。

それでもまだ勢いは止まらず、2、3度バウンドし、壁にぶつかった。

分かっていても避けられない程に、早く強く蹴られては防ぎようがない。


「髪色が金色だなんて…******みたいじゃない!それも此方が滅ぼした種族の生き残り…何なのよ、一体!?」


女の金切り声が耳を劈く。

また…叫ぶのか…

何なの、は…こっちのセリフだ…

そう心の中で毒を吐く。

こうでもしないと…精神崩壊する…自信がある。


ダッ、ダッ、ダッ、ダ…


…誰かが新たに来たみたいだ。

この…魔力は……


「けぇ…に…ぃ…」


朦朧とする意識の中で、音のする方へ必死に手を伸ばす。

ただこの状況を止めて欲しくて。

苦しくて…純粋にそう思ったんだ。


なのに…伸ばした手は踏み潰され、脇腹にクナイを突き刺され、狂ったような笑みを向けてきた。


「ハァ?******なんて誰も助けねぇよ !人間様の下僕以下の存在で生かしてやってんだ。立場をまきまえろ、ハヨイ レイカ…いや実験動物兼奴隷。」


クックック……ハハハハハ…アハッハハハ…


そう罵り、壊れたように笑い出す。

クナイで突き刺したまま、グリグリと肉を抉った。

踏み潰された手は、骨が折れるまで体重をかけられる。

ドクドクと流れ出す血が床に広がっていく。


「ぐあぁああああああああ……っ??」


ギリギリと骨が軋み、ギチギチと肉が押し潰される。

叫び声しか出ない程の痛みに、頭が真っ白になる。


「「「死ねば良いのに。」」」


3人そろって吐き捨てた言葉は僕の胸を深く抉った。


「ご…めっ…な…さ…ぃ…」


その言葉を最後に目の前が暗転した。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「…か!」


ん?誰かの声が頭に反響する。


「おいお前、大丈夫か!しっかりしろ!」

「俺の声が聞こえるか!聞こえるなら返事をしろ!」

「おい、誰か医者を呼んできてくれ!」


これは…


引き戻されていく意識の欠片達が1つになって、スッと溶けていく。



「んん……誰…おじさん達……」


飛び込んできた眩しい光に目を細める。

見知らぬおじさん3人は焦りや心配を隠しもせずに、感情剥き出しで顔を心配そうに歪めている。

何だか周りも騒がしい。

見知らぬおじさん達は、本で見た門番みたいな格好をしていた。

…つまり、何処かの都市や街に…多分あの祠から飛ばされたってことか。

うちの家は人里離れた山奥にあるため、門番は流石にいない。

人がロクにこないし、家主が戦闘力高すぎて、意味無いからだろうが。


…あんなの見たあとで冷静な方がどうかしてると思うが


…ちなみに今は冷夏…つまり通常の意識だ。

多分、戦闘中に何かやらかして、気絶でもしたんだろう。

肝心なところの記憶が薄っすらなのは仕方ない。

完全な葉宵と僕はある意味、逆の存在。

記憶の持ち方ひとつだって違う。

まあ、共有も可能だけどな。


なんか追っ手を消去して、チャラ男が出てきて…までは薄っすら分かるんだけど…

はあ、仕方ない。やるか。


記憶記録メモリーレコード共有シェア


これは葉宵と僕ー冷夏の記憶の記録を映画のような形で頭に流し、入れ替わりした際の不足を補う機能というか能力みたいなものだ。

葉宵は入れ替わる前、これを必ずするみたいで、いきなり入れ替わっても、口調や仕草以外は全て違和感なく出来る。

僕はあの流れ込む感覚があんまり好きじゃないから、全然使わないけど…こんな事態だからな。


頭の中を掻き回され、無理矢理隙間に押し込んで来る。流れ込んでくる情報を素早くさばき、何とかして理解する。

感覚器官他に使う力を全てそちらに回す。

そのせいで、一時的に全身が麻痺する。

しばらくして、仕分けきった情報を確認する。

チャラ男…もとい、キドガワ サギに抑え込まれ、慶兄と向日葵が…殺された。

で、僕は祠の鍵?みたいな役割をしてしまい…力尽きて意識飛んだ。

…はあ。葉宵が敵わないとか…どんだけ強いんだよ。

ま、アイツも油断してたからな。

流れは何となく分かったが…


「おい!しっかりしろ!」


使い過ぎた頭は強制的に意識を飛ばさせた。


「……ん…?……ここは…?」


意識が覚醒して、目にしたのは白樺の天井だった。

妙に鼻につく匂いは…恐らく薬品だろう。

本などの知識からみて、此処は治療に関わる部屋だと思う。

少々の鈍痛が身体中に走り、倦怠感がする。

だが、意識が途切れる前の状態からすれば、治療無しでは確実に死んでいた筈だ。

それが、ベッドの上で傷も塞がり、着ていた服は水色の病衣に変えられ、血の類は一切目に入らない。


着けられていた人工呼吸器や、刺されていた点滴などを外して起き上がった。

ベッドの左右に目をやり、人がいるかどうかを確認した。


治療してもらったのは有難いが、状況説明や身元確認なんて事になれば、面倒な事になるのは明確。

それに僕自身が、一番状況を聞きたいぐらいなんだ。碌な説明にならないだろうな。


そう結論付け、素足のままベッドから離れた。

足からひんやりとした感覚が直に伝わってくる。

幸い、荷物はベッド付近の棚の上だった為、支度は数十秒で済んだ。


出られそうなのは…あの窓か1つしかない扉だけ。


窓付近には何故か槍や剣といったものが置いてあり、これをどかさなければ、逃げることはできないみたいだ。


代わりに扉には何の障害も無かった。

まあ、普通…病人や怪我人運び込む入り口に、障害設けるわけないか。

あったら、廃病院か監獄としか思えない。

そうとなれば、扉からだな。


考えを纏め、扉の方へ足音を立てないように向かう。


その時、扉付近に人の気配を感じた。

相手はまだこちらの事に気づいていないのか、殺意などは感じない。全くの無警戒だ。

ま、どのみち見られればアウトだな。


取り敢えず、透明化クリア気配消去サイン・イレイス張り付き(ペースト)の順に魔法を発動させた。


透明化クリアとは、敵や指定した条件に当てはまる者全てから、術者自身を所持品ごと見えなくする魔法で、言って見れば透明人間になるという事だ。


張り付き(ペースト)とは、指定した場所に人や物を張り付けることができる魔法で、術者自身の身体にかければ、指定した場所に術者自身が張り付く事が出来るため、非常に便利だ。


気配消去サイン・イレイスとは、透明化クリアと術の対象までは一緒だが、術者自身の気配を指定した数値分だけ消去する魔法で、暗殺や忍術会得ではとても重宝されるものだ。


そんな魔法を常時発動に設定し、自身に向けて使った為、僕は今、天井に、気配のない透明人間となり、張り付いている。


いずれの魔法も、並みの者では到底破れないレベルだ。

逆にとれば、それは熟練者や天才・神童・実力者には破られてしまうという事。

扉の向こうにいるのが後者なら、僕の魔法は無意味。

だから…その場しのぎでも良い…一瞬でも僕から意識をそらせれば。


煩く響く心音が、呼吸を忘れる事が、背中を伝う汗が、微かに揺れる愛刀にかけた指が震える音が…


この部屋の空気感を何よりも示していた。



コンコンコン

ガチャ


3回ノック音が響き、ノブが回った。

開かれた扉からは2人の男が見える。


「失礼するよ。」


澄んだ氷のような繊細な声がとても印象深い。

だが、この男の容姿も中々だ。

灰色の髪は少し長めで後ろで小さく結われ、黒紅くろべにの瞳は妖しくも美しくも見える。

その瞳は黒目の割合が少し多いからか、アンバランスだ。

だが、全体としては妖艶ではなく、凛としたイメージが強い。

まあ、よれよれの白衣とグレーのツナギ、サンダルの3点セットでそれもぶち壊しだが。


「起きてない奴に言っても意味ないだろ。こんな時だけ医者っぽいとか。気持ち悪りーな。」


もう1人の男は何故かイラっとくる言葉でツッコんだ。

少し長めの檳榔子黒びんろうじぐろの髪を後ろに流し、紺の細いフレームの眼鏡をかけている。

眼鏡越しに見える切れ長な焦茶色の瞳には、不思議と慈愛の念が篭っている気がした。


「ぽいじゃなくて本当に医者だっつぅの…!はあ、さてと…この子が……って、は?」


ゆったりと、しかし確実にベッドの方へ歩み寄り始めた自称医者(笑)は、フリーズした。

その結果、あとに続いていた眼鏡男は自称医者(笑)に鼻からゴンとぶつかった。


「痛ッてーな…急に止まんじゃねぇよ。たく…何が、は?だよ。」


キッと自称医者(笑)を睨み付ける。

…背中に向かってだが。てか意味無いだろ、それ。


「あ、あそこに…ほんの30分前まで死んだように眠ってた子が…いないんだ。」


ベッドを指差し、動揺の色を滲ませた顔でそう言った。


「あ?トイレ行っただけじゃねーの?てか、お前邪魔で入れねーんだけど。」


眼鏡男の方は冷静なのか、はたまた入れてないからか、わりとマトモな返しをする。


「え、あぁ…それは悪かったな。」


頭を掻きながら数歩進み、人1人分の通り道を作った。


「ふぅ…さてさて、状況は如何様に?」


眼鏡をクイッと上げながら部屋に入り、部屋全体を眼球だけで見回した。


天井を見た時、目があったのは…気のせいだろう。

ニヤッとされたのも…思い違いだろう。


「ちゃんと居るじゃねーかよ。お前の目は節穴か?ま、ロクでなしには分かんねーよな。」


チッ

やっぱバレてたか…


「はぁあ?何処だよ?」


「仕方ねーな…」


徐に右手を上げ、


無効化インヴァリデート


そう言ってパチンッと指を鳴らした。

それとほぼ同時に、体が床へと重力に従って…


ドサッ


「はぁ、ちょっとは対策しとけよな。危ねーとこだったぞ、ガキ。」


落ちる前に姫抱きされた。眼鏡男に…軽々と。

…さりげにガキ扱いされて。


「煩いです。ガキ呼ばわりしないでくださいよ。それにさっさと受け止めたなら下ろしてくれませんかね。」


僕を受け止めるために、わざわざ マトイ使うとか…しかも現在進行形で。


マトイは短時間なら大した魔力消費はしないが、全身もしくは体の一部に魔力を、均等に行き渡らせ続けなければならない。

しかも少しでも乱せばマトイはすぐに解けてしまう。

そのため、その光景をイメージし続ける事は精神的な面でも、魔力消費を考えながら使う点でも難しいのだ。

これが自然に出来るのは、かなりの実力者もしくは天才・神童といった類の者達に限られる。

並の実力では、精々1~3分が良いところだろう。

僕の場合は魔力量やら何やらで、例外とも言えそうだが。


それが出来るという事は…


「生意気なガキだな…礼のひとつもねーのか?」


呼吸をするみたいに自然に出来て、しかも使用中に喋れる…はぁ、認めたくないがこの眼鏡男には、相当の実力がある。

気に障るようなやつでもな。

まあ、下ろしてくれたのは助かったんだが…


「元はと言えば、あなたがアレ使ったからでしょ?いい加減、ガキっていうのやめてくれませんか?」


「ま、それもそうか。てか、名前知らねーのに呼べねーだろ。」


ああ…そういえば、名乗ってなかったか。


「あぁ、それは失礼しました。改めまして、僕の名前は月夜見 冷夏です。僕が名乗ったんですから、お二人も名前教えてくれませんか?」


自分よりも遥かに高い2人に向けて、微笑混じりに名乗った。


「「月夜見!?」」


何故か、姓を名乗っただけで過剰な反応をされた。

理由には見当は付いてるが…

ここまで驚かれると流石に引くんだが。


「月夜見の姓を持ってはいますが、養子のようなものですから…この髪色は気にしないで下さい。」


そう言いながら、ポニーテールに結った髪に触れた。


「養子か…まあ、いい。それより、ガキが名乗ってこっちが名乗らねーのは変だからな。先に名乗らせてもらう。自分は花宮 祐。五星島騎士団第5部隊兵士長だ。よろしく。」


月夜見についてを流し、しゃがんでこちらに目線を合わせると、そう名乗った。

よろしくの後、直ぐに頭を撫でられた。しかも、さっきまでの意地悪そうな顔とは打って変わり、慈愛に満ちた柔らかい笑みを浮かべていた。

握手の代わりのつもりだろうが…

不覚にもホッとしてしまった。

理由はよく分からないが。


「悪魔め……はぁ。僕の名前は田沼 龍。こんな格好だが、この五星島騎士団第5部隊管轄、港町アクアリーフの兵士用寄宿舎医務官を務めている。つまり、ちゃんとした医者って事だ。よろしく。」


ポツリと何かを呟き、こちらもしゃがんで視線を合わせ、そう名乗った。

こっちは左手を出してきた。多分握手だろう。

仕方なく右手を出し、握手に答えると満面の笑みを浮かべた。

いや、正確にはほんの少し違和感のある作り笑いを浮かべてか。

違和感…というか笑みを浮かべた瞬間、周りの空気に少しピリッとする殺気が数秒混じったって感じがしただけだが…

明らかに子供相手に向けるものではない。

この男達…特に田沼 龍の方には注意が必要だな。


コンコンコン


そんな空気を変えたのは、しっかりとした重みのあるノック音だった。


「第5部隊A班所属、兵士番号10、桜田 アルベルトです。花宮 祐 第5部隊兵士長殿はいらっしゃいますか。」


「おう、いるぞ。入室を許可する。入りたまえ。」


カチャリ、スーー


静かに扉が開くとそこに居たのは…紺色ツンツン頭の強面男だった。


「失礼します。花宮兵士長殿、頼まれていた食事を持って参りました。」


少しがらついた声…余計に強面が引き立っているような気がする。


「じゃ、こっち持ってきて。あのテーブルにでも置いてくれればいいし。」


そういって、少し離れた位置にあるテーブルに目をやった。


「承知しました。」


置く場所を確認したのか、足音を立てずにテーブルの方へ向かった。


それにしてもデカイな…それに威圧感が半端ない。

額の傷や焼けた肌がそれを煽ってるし…

190㎝は余裕でありそうだ。


カタン


音を最小限に止め、トレーごと置いた。


「桜田くん、ちょっと来てくれる?」


「はい。」


足音無しにこちらに歩み寄ってきた。


「コイツに自己紹介してくんね?初対面だし、互いに名前が分からないのは不便だろ?」


「そうですね…分かりました。自分は桜田 アルベルトと申します。第5部隊A班所属、兵士番号10です。宜しくお願いします。」


こちらに高さを合わせ、目線をしっかりと合わせ、そう名乗った。

…強面から想像できないほどの優しい笑みと共に。

そのおかげか、威圧感や強面っぷりが半減したように思える。


「月夜見 冷夏です。よろしくお願いします。」


一応こちらも名乗った。微笑を浮かべて、だが。


「れいかとはどのように書くんですか?」


姓ではなく名を…珍しい事もあるものだ。

珍しさに思わず頬が緩んだ。


「冷たい夏とかいて、冷夏と読みます。」


「涼しげで風流な感じがしますね。いい名前だと思いますよ。冷夏君と呼んでもいいですか?」


「はい、大丈夫ですよ。僕も桜田さんと呼びますね。それと敬語じゃなくていいですよ。何だか硬い感じがしますし。」


「分かりま…了解したよ。」


その場はほんわかとした空気になっていった。



コホン


突然の咳払いに、雰囲気が打ち壊された。


「えっと、二人共仲良くなったところで…桜田君、君に月夜見君…いや、冷夏君の面倒を見てやってくれるかい?そろそろ第5部隊の会議があるんだ。何でも緊急案件らしいんだ。今回はこのロクでなしも参加するから。じゃ、頼んだよ。」


「はい、分かりました。」


かなり一方的な要件に文句無しに、はっきりとした返事を返す。


「帰ってきたら、皆んなに報告するから。それまで頼んだ。」


「はい。」


ガチャ…

バタンッ


返事を聞くと同時に立ち上がり、素早く扉の外へ出て、少し乱暴に閉めた。

余程急いでいるのか、気配があっという間に遠ざかっていく。



そう言えば、慶兄って騎士団学校首席卒業して…副団長になったんだっけか?

確か…騎士団学校始まって以来の天才児で入学が10歳、卒業が13歳…入団も13歳、現在18歳にして副団長。

そして、僕の目の前で……

てか、向日葵は僕より年下だ。

2人とももうこの世にいない。

あの色は…そうとしか思えないよ。


しかし、報告行くの早すぎないか?亡くなったのはつい先日だぞ。

いくら優秀な人材がいたとしても、もう少しかかるはずだ。

まあ…僕が眠ってた日数にもよるだろうけど。


「どうしたんだい?難しい顔して。顔色もあんまり良くないし。」


おっと、どうやら心配させたみたいだ。


「いえ、少し考え事を。」


「そうだったか。あ、そうだ。折角のご飯が冷めちゃうし、先に食べてからおしゃべりしようか?」


気を使わせてしまったみたいだ。


「そうですね。」


「自分のやつも持ってきたからさ、ご飯一緒に食べよ。」


「はい!」


そんなこんなで僕は久々の食事をし始めた。


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