第6話 武器選択と訓練場
お久しぶりです。県外の大学進学のための引っ越し準備等様々な事情により、なかなか更新が出来ませんでした。
また今回の更新のあと、また暫く更新できなくなるやもしれませんので、ご理解願います。
サブタイトルで誤字がありましたので、修正しました。
訓練所→訓練場
さて、まあ、何だかんだで清々しい朝を迎え、4人で仲良く登校した訳だが。
教室にて4人で雑談していたところ、チャイムが鳴り、それと同時に朔夜が入ってきた。
「今日は入学案内にもあった通り、端末配布及び武器選択を行う。この武器選択は、中等部一年時に行う武器召喚にも関わる非常に大事なものだ。自分の身に合った武器を選ぶ事を強くお勧めする。何か不明な点や質問事項のある者は、遠慮なく俺に聞いてくれ。ちなみに、現時点で適正武器が不明な場合は俺と個別に面談をするから、希望者は俺に声を掛けてくれ。では、今から配布する端末にて武器選択を行なってくれ。手順は先ほど配布したプリントの通りだ。端末が配布され次第各自で始めてくれ。」
ほうほう…成る程な
話を聞きつつ、プリントに目を通したところ、手順は下記の通りだった。
①電源を入れる
②最初の画面表示に従って、微量の魔力を流し個人識別機能を作動させる
③等部、学年、クラス、名前、性別、生年月日、年齢等の個人情報を入力する
※なお、等部や学年等が変わるたびに設定にて変更が必要
④ホーム画面からM.Boxというアプリを選択
⑤【お知らせ】をタップ
⑥届いているメールを開く
⑦武器選択アンケートに答える
※終了時は左上の【終了】をタップ
⑧終わり次第、解散
※明日以降の授業日程については、20:00に毎日配信される為、必ずチェックしておく事
ちなみにM.BoxのMはマギジェリカのMとのこと。
このアプリ自体、マギジェリカからの情報を生徒に伝達する為のもので、他にも学内専用のSNSや校内外図、時間割表等を表示したり、学生証になったりと、その機能性は高く、その分本体価格・弁償代等は高いみたいだ。
また、校内外図では、現在地を表示してくれる位置情報機能やルート案内機能まで付いている為、迷子になる心配も殆ど無いだろう。
端末の外見自体はスマホに近いものの、脳内で好きな形をイメージしながら、再度魔力を流す事で、形状は自由自在に変えられる為、スマホとは似て非なるものだ。
そうこうしてるうちに端末が配られた為、先程の手順通りにやっていった。
えっと…⑥までは出来たから、次は武器選択アンケートだな。
とりあえず、第1選択に刀、第2選択にナックル(メリケンサック)と打ち込んだが、備考欄にはどう書いておくべきなんだ?
いや、出場経験のある大会名や取得済資格とその等級、所属先(○○道場所属みたいな)とか、あとはどれぐらいの実力かといった事を書くらしいんだが…
生憎、記憶喪失前の記憶は昔に比べたらあるが、曖昧な部分も多いしな。信憑性に欠けるだろう。かといって嘘をかく訳にもいかないしな。
まあ、朔夜が居るし何とかなるだろう。
実力がアレ…というか未知数でもな。
兎に角、今かけそうなのは、ひだまりの家所属という事ぐらいか。
よし、じゃあこれで終わりだな。
【終了】っと。
さて、これからどうしたものかな…
3人はもう終わってるだろうか。
確認の為にクラス内を見回したが、終わってる者とそうでない者で半々ぐらいだった。
ちなみに3人はもう終わっているようで、俺と同じように辺りを見回していた。
とりあえず、3人に念話でも繋ぐか。
『…なあ、葵、初袮、玲音。3人はこの後どうするんだ?俺は明日の授業に備えて、訓練場で舞斬華と戯れてこようと思ってるんだが。』
おっと、ついつい声を躍らせてしまったな。
『…その辺、ホンマに相変わらずやな、冷夏。俺と玲音は昨日と同じ感じに過ごすつもりやけど。…え、そうやったやんな?』
『ああ。…ふむ、そうなると今日は冷夏も一緒だな。葵は?』
『私も行くわよ。弓の鍛錬に励むわ。まあ、やったとしても慣らし程度しか出来ないでしょうけど。』
ああ…葵は森の中の方が得意だからな。
これでも葵は、森での戦闘において、4人の中でダントツの実力を誇っているんだ。
森に潜み静かにしかし鋭く確実に射抜いてくるんだ。
宛ら現代のロビン・フットといったところだろうか。
まあ、流石にそれは言い過ぎかもしれないが、俺達4人とも大会に出た事がある訳ではないからな。
比較対象が極端に少ないんだ。
というか、周りがやたらと強いから、『普通』というのがイマイチ把握出来ていない訳だ。
俺達4人が色々と規格外だというのは、時々ひだまりの家を訪ねる来訪者達談だが…
まあ、実力は如何程か、測りたくないかといえば嘘になるが…
『まあ、とりあえず今日は4人で訓練所に行こうか。』
『ええ。』
『せやな。』
『ああ。』
今日のところは、大人しく訓練所で楽しく戯れておこうか。
短めですいません。
展開を巻きで進めていく事になるかもしれないので、これから先話がとびとびになっていくかもしれません。
完結を目標にこれからも頑張りますので、どうぞよろしくお願い致します。




